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【サッカー】ミラノダービーで本田が大暴れ!! 「きょうの試合でやめたいですね」2016年2月2日 紙面から
◇イタリア・セリエA ACミラン3−0インテル・ミラノ【ミラノ酒巻陽子】イタリア・セリエAで、日本代表FW本田圭佑(29)が所属するACミランは1月31日、ホームでDF長友佑都(29)のインテルミラノに3−0で圧勝した。本田は右MFとしてリーグ戦で6戦連続スタメン。ゴールこそ逃したが、先制点をアシストするなど勝利に大きく貢献した。長友はベンチ入りしたが、出場機会はなかった。 前半35分、右サイドから本田が上げたクロスをゴール前のDFアレックスがヘッドで決めた。本田のアシストは今季5つ目。苦手とする1対1の勝負でも相手DFの裏へ飛び出したほか、ドリブルで25メートルを駆け上がってシュートを放つなど躍動。 今季リーグ初ゴールこそお預けとなったが、後半44分に交代すると、満員のスタジアムに大拍手がこだました。 −守備で頑張って献身的にプレーをする。そういうプレーが特に良かった 本田「いま自分の役割はこれ(献身的なプレー)をやることで一番チームに生きると思っている。いままでどちらかと言えば、みなさんは僕の得点に期待をして、そういうところを書いてましたけど、今後は試合に勝てば『僕が勝たせた』と書いてくれれば。不発と書くのではなくて、『勝ったときは本田が機能させた』と書いてくれればいいかなと思います。ミランでの得点はあまり求めないでください」 −いいクロスだった 「そうですね。チームメートに認められているというのは感じるので、アシストが増えてくることで、僕がボールを持ったときの動きだしがちょっとだけ、最初の1年半ぐらいと比べると、1人2人ぐらいまで信頼して走っているなというのが見受けられる。これが3、4人増えてくると、もっと選択肢が出て、もっと僕が周りを生かせるんですけど」 −ミラノ・ダービーについては 「みんなの笑顔を見ているとうれしいし、何よりもファンの笑顔、選手の笑顔を見ていると、その笑顔がスーパーであればあるほど、やっぱりサッカーをやってきてよかったと思える瞬間だったと思います」 −先日、現地紙で、サイドの選手はスピードに乗って相手をかわすが、自身はそれが特徴ではないと答えていた 「もともとそんな点を大量得点する選手じゃなかった上で、大量得点を目指したり、限界突破をずっと目指してきた選手、人間なんで。これはいつも言っているように、選手、現役はいずれ終わるわけで、その後の人生のことも考えたりするから、あえて苦難に立ち向かったりするのが、自分だと思っている。この年になるといつやめるかということも考えるので、許されるなら、きょうの試合でやめたいですね。そうしたらもう少しファンの印象も変わるでしょう」 −あの(献身的な)プレーで訴えている? こんなに走らないと組織として回らないとか 「練習から、若手の選手には全員言ってます。こいつら、勝ったら、あした(の練習は)、だいたいみんな中でマッサージ受けただけで終わるんです。例えば僕は走る。『お前ら何歳や。おまえらワールドカップ出たんか、チャンピオンズ・リーグ出たんか』って。ダービー勝ったくらいで、それで翌日の練習をしないのはどういうことやっていう話をして、あいつらは、疲れているんだよっていうんですよ。アホかって」 「どこまで僕の言っていることを本気で受け止めるかは、あいつら次第。でも、少なくとも今のミランの選手は世界トップではないので、どれだけ謙虚に向上心を持って、若い選手はまたスーパーなミランを取り戻す、もしくは、移籍でビッグクラブに、さらに強いチームに移籍する。そういうことを目指せる野心的な選手を、もっとミランがつくっていかないといけないと思う」 PR情報
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