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【プロ野球】

大谷のオレ流調整容認 栗山監督、制球乱れても今年は怒らない

2016年2月1日 紙面から

キャンプ地のブルペンで投球する大谷=米アリゾナ州ピオリアで(富田茂樹撮影)

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 【ピオリア(米アリゾナ州)水足丈夫】日本ハム・大谷翔平投手(21)が30日、キャンプ地のパドレス・ピオリアスポーツコンプレックスで初の投打にわたる二刀流練習を行った。この日の初ブルペンでは制球が乱れるも、視察した栗山英樹監督(54)は涼しい顔。今年はどんな姿にも口を出さず、“オレ流調整”を容認する構えだ。

 温暖なアリゾナで初めてブルペンに入り、投球練習を開始。フォームを確認し、新球チェンジアップを試しながら32球を投じた大谷だが、制球が乱れた。その様子を見つめた栗山監督。昨年までならば雷を落としていたはずが、今年は気にするそぶりさえなかった。

 投球中は暴投が2球連続で続き、大谷は「ごめんなさい」と捕手市川に平謝りする場面も。さぞ指揮官はおかんむり…と思いきや「自分が何をしたいか意図があれば構わない。何かをつかもうという感じが出てたし、やってくれると信じてる」。昨季3冠達成で名実ともにエースとなった大谷を大人として扱い、調整には口出ししないつもりだ。

 投球後は室内で黙々とマシン打撃を行った大谷。「キャンプインまでしっかり準備して体を動かせるようにしたい」。21歳ながら“オレ流調整”を容認された二刀流。今年は自分で試行錯誤しながら仕上げていく。

 

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