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厚労相 ジカ熱 空港での検査態勢など強化2月2日 12時26分
蚊が媒介する感染症、ジカ熱の感染が中南米で広がりWHO=世界保健機関が緊急事態を宣言したことについて、塩崎厚生労働大臣は空港での検査態勢などを強化する考えを示しました。
中南米で感染が広がっているジカ熱は蚊が媒介する感染症で発熱や頭痛などの症状が現れ、ブラジルでは脳の発達に遅れがみられる小頭症の新生児が増えていることから妊娠中の感染との関連が指摘されています。WHOが2日未明、ジカ熱の感染がほかの地域にも広がるおそれがあるとして、緊急事態を宣言したことについて塩崎厚生労働大臣は閣議のあとの会見で「空港の検疫所などでの検査態勢を整備するとともに国内で感染が疑われる場合にいち早く診断できるよう医師会を通じて、診断に関する緊急情報の提供を行う」などと述べ対策を強化する考えを示しました。
そのうえで塩崎大臣は、実態を把握するためジカ熱をデング熱や日本脳炎と同様に「4類感染症」に位置づけ全国の医療機関に対し患者を診察した場合保健所を通じて国に届け出るよう義務づける方針を明らかにしました。
そのうえで塩崎大臣は、実態を把握するためジカ熱をデング熱や日本脳炎と同様に「4類感染症」に位置づけ全国の医療機関に対し患者を診察した場合保健所を通じて国に届け出るよう義務づける方針を明らかにしました。