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ジカ熱 各国が妊婦は渡航控えるよう呼びかけ2月2日 11時52分
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胎児への影響が懸念され、中南米を中心に感染が拡大しているジカ熱で、WHO=世界保健機関は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言し、アメリカなど各国は妊娠している女性に対し、感染が広がっている地域への渡航を控えるよう呼びかけています。
ジカ熱は蚊が媒介する感染症で、中南米で急速に感染が拡大していて、WHOは2日未明、今後さらにほかの地域に感染が広がるおそれがあることから、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。WHOは、ジカ熱と、頭部が先天的に小さい「小頭症」の新生児との関わりも指摘していて、各国では、感染が広がっている国や地域に渡航する際に注意するよう呼びかけています。
このうちアメリカのCDC=疾病対策センターは、感染が報告された28の国や地域に対し渡航の「注意報」を出し、特に妊娠している女性には渡航を控えるよう促しています。
また、ブラジル政府のバグネル官房長官は会見で「妊娠している女性へのリスクは深刻だ」として、こうした女性がブラジルに渡航することは勧めないと述べています。一方で、妊娠している女性でなければ、健康上の大きなリスクはないと強調していて、長袖や長ズボンを着用し、蚊に刺されないための対策に取り組んで欲しいとしています。
ブラジルでは、ことし8月にリオデジャネイロでオリンピックが開かれますが、影響を懸念する声もあり、対策の徹底が急がれています。
このうちアメリカのCDC=疾病対策センターは、感染が報告された28の国や地域に対し渡航の「注意報」を出し、特に妊娠している女性には渡航を控えるよう促しています。
また、ブラジル政府のバグネル官房長官は会見で「妊娠している女性へのリスクは深刻だ」として、こうした女性がブラジルに渡航することは勧めないと述べています。一方で、妊娠している女性でなければ、健康上の大きなリスクはないと強調していて、長袖や長ズボンを着用し、蚊に刺されないための対策に取り組んで欲しいとしています。
ブラジルでは、ことし8月にリオデジャネイロでオリンピックが開かれますが、影響を懸念する声もあり、対策の徹底が急がれています。