トップページ社会ニュース一覧中1男子殺害 リーダー格の少年 起訴内容認める
ニュース詳細

中1男子殺害 リーダー格の少年 起訴内容認める
2月2日 10時15分

中1男子殺害 リーダー格の少年 起訴内容認める
去年2月、川崎市の多摩川の河川敷で、中学1年の男子生徒が殺害された事件で、起訴された知り合いの少年3人のうち殺人などの罪に問われリーダー格とされる19歳の少年の初公判が横浜地方裁判所で始まり、少年は「間違いありません」と述べ、起訴された内容を認めました。
去年2月、川崎市川崎区の多摩川の河川敷で、中学1年生の上村遼太さん(当時13)が殺害されているのが見つかり、19歳の少年がカッターナイフで首を切りつけるなどして殺害したとして殺人などの罪で起訴され、18歳の少年2人が傷害致死の罪で起訴されました。
3人はいずれも上村さんの知り合いで、このうち殺人などの罪に問われていてリーダー格とされる19歳の少年の裁判員裁判の初公判が2日午前10時から横浜地方裁判所で始まり、少年は「間違いありません」と述べ、起訴された内容を認めました。
少年は事件のおよそ1か月前に上村さんを殴ってけがをさせたとして傷害の罪にも問われていて、少年はこの暴行について上村さんが別のグループの知人に告げ口したとして怒りを募らせて事件に至ったとみられています。
裁判は、このあと検察の冒頭陳述が行われ、少年が事件に至ったいきさつなどをどのように説明するのか注目されます。

傍聴券求め列

裁判所によりますと、横浜地方裁判所には傍聴券を求めて47の傍聴席に対して841人が並んだということです。抽せんの倍率はおよそ18倍となりました。
傍聴券を求めて並んでいた30代の会社員の女性は、「とてもいたたまれない事件で、亡くなった上村さんのことを思うと心が痛みます。実際に裁判所で少年のことばを聞きたいと思いました」と話していました。
また、上村さんが殺害された河川敷でボランティアとして献花台の掃除などをしていた女性も列に並び、「上村さんのことを思って献花台の管理を続けてきました。なぜ、こういう事件が起きたのか、逮捕された少年の声を聞きたいです」と話していました。

関連ニュース

このページの先頭へ