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 イタリア北部ベネチアで開催中の毎年恒例のカーニバルで、主会場に入場する前に衣装の仮面を外し、金属探知機による検査を受けるテロ対策が導入されている。ANSA通信などが伝えた。

 昨年起きたパリ同時多発テロを受けた措置。ドイツ西部ケルンで大みそかに女性への強盗・暴行事件があったこともあり、治安対策が大幅に強化された。

 参加者らは主会場のサンマルコ広場周辺に5カ所ある入り口を通過してから、伝統の仮面をつける。一時は仮面の着用禁止も検討されたが、見送られた。カーニバルは9日まで開催される。(アテネ=山尾有紀恵)