共通テンプレートはメインコンテンツとはみなさない
サイト(ブログ)のヘッダーやフッター、もしくは横のカラムから(内部、外部問わず)リンクを貼っている方は多いのではないでしょうか。
かくいう当ブログもヘッダーやフッター、横カラムにリンクを貼っています。
以前に当ブログでも言及しましたが、サイト全体の共通テンプレート(特に定型文)についてはGoogleはメインコンテンツとはみなさない、すなわちコンテンツのSEO(検索評価)に共通部分はあまり関係しないと言われています。
【SEO】Googleはh1タグからメインコンテンツとして評価し、共通テンプレート定型文は評価に含まない - 検索サポーター
更にこれを裏付ける発言として、先週末の『Web担(Web担当者Forum)』のエントリー「SEOスパム前歴があるドメイン名を取得するのはイチかバチかの賭け!? | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum」のテーマ「サイト全体に渡るフッターからのリンクは価値が低い」にて、Googleのジネブ氏の「アルゴリズムに関していえばフッターやヘッダーなどサイトの全ページからのリンクはそれほど重視されません。」というTwitterでの発言がピックアップされていました。
@challierq je laisserai faire l'algo. Les liens sitewide en footer ou en header n'ont pas un tres grand poids en general.
— Zineb Ait (@Missiz_Z) 2016, 1月 25
サイト(特にブログ)の多くはCMSなどでテンプレートを使って構築しているでしょうし、必然的にヘッダー、フッター、横カラムはどのページも定型となっているでしょう。
今回のジネブ氏の発言によって、コンテンツ部分のSEO、検索評価にはテンプレート部分は定型文であろうとリンクであろうとあまり影響を与えることはないことが明確になりました。
特に外部リンク(リンク先にページランクを与えるもの)としての価値はかなり低いものとなるでしょう。
(前回もGoogleのジョン・ミューラー氏の発言が元になっていますし、この話は確度がかなり高い話だといえますね。)
迷ったらnofollowをつけておきましょう。
ただし、リンクの貼りすぎはスパムと判定されることも
しかし、いくらテンプレート部分からのリンクがそれほど重視されないとはいえ、多くの外部サイトから該当のサイトへのリンクを貼りすぎると不正なリンクとして問題視される、スパム行為だと認識されることもあります。
それを避けるためには、nofollowをリンクに付けましょう。
「広告(PR活動)」としてのリンクだとGoogleに(検索エンジンに)認識させればよいことは認められています。
そもそもページランク(評価)を渡すためのリンクとして貼っているわけではないので、しっかりnofollowをつけてスパム判定されるのを回避しましょう。
(もし、迷うことがあればnofollowをつけておけば間違いはありません。)
【有料リンク】広告(PR活動)リンクはしっかり「rel="nofollow"」をつけましょう - 検索サポーター
また、一つだけ気を付けて欲しいこととして、SEOの効果を狙ってnofollowを調整するのは大間違いであり、スパム判定をギリギリで避けるべくリンク比率、割合を調整することも絶対に止めておいたほうがよいです。
そんな小手先のSEO対策に拘るよりも、少しでもコンテンツを充実させることを考え、実践することに時間をかけるほうが圧倒的に有意義です。
「外部リンクを貼る目的は何なのか」をしっかり考えて判断してくださいね。
サイト作成を請け負ったウェブ業者が、自分のサイトへのリンクを作成したサイトに設置することは珍しくない。問題はその目的だ。
外部サイトからのリンク獲得が目的であれば、数が多いと不正なリンクとして問題視されることがある。問題視されなかったとしても、サイトワイドのリンクは評価が低い。期待するほどの効果はないだろう。むしろリスクのほうが恐い。
単純にPRが目的ならば、nofollowを付けておけば安全だ。問題視されることはない。
引用:
SEOスパム前歴があるドメイン名を取得するのはイチかバチかの賭け!? | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum