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パナが次世代無線LAN「WiGig」、成田空港で実験 WiFiの10倍の速さ

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パナが次世代無線LAN「WiGig」、成田空港で実験 WiFiの10倍の速さ

 パナソニックは1日、高速で通信できる次世代無線LAN「WiGig(ワイギグ)」の実証実験を18日から成田空港で実施すると発表した。専用端末で動画をダウンロードし、訪日客など空港の利用者に体験してもらう。26日まで。

 実証実験ではアクセスポイントを設置し、日本の観光情報を紹介する動画を配信。専用のタブレット端末でワイギグと従来の「WiFi(ワイファイ)」を比較できる。2時間(容量2ギガバイト)の動画だと10倍以上速く取り込めるという。

 ワイファイは利用者が集中すると電波干渉により通信速度が低下するが、ワイギグは異なる周波数帯を利用するため、速度を維持できるという。ただ、通信距離は10メートル程度と比較的短い。

 成田空港は2020年の東京五輪に向けてアクセスポイントの整備を進めており、対応機器が普及し始めると見られる17年以降のワイギグ導入を目指す。

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