トップページ政治ニュース一覧新年度予算案審議入りへ 政治とカネ 焦点の1つに
ニュース詳細

新年度予算案審議入りへ 政治とカネ 焦点の1つに
2月2日 5時53分

新年度予算案審議入りへ 政治とカネ 焦点の1つに
k10010393841_201602020619_201602020623.mp4
国会は、甘利・前経済再生担当大臣の辞任を受け、2日、衆・参両院で、後任の石原大臣に対する質疑などが行われた後、衆議院予算委員会で新年度・平成28年度予算案が審議入りします。与党側が、予算案の年度内成立に向けて、着実に審議を進めたい考えなのに対し、民主党などは、甘利氏本人の参考人招致を求めるなど、引き続き、厳しく追及する方針で、政治とカネの問題が、今後の国会審議でも焦点の1つになりそうです。
甘利・前経済再生担当大臣の辞任を受け、与野党は、1日、幹事長・書記局長会談などを開き2日、衆・参両院の本会議で、安倍総理大臣と、後任の石原大臣に対する質疑を行ったあと、衆議院予算委員会で新年度予算案の趣旨説明を行い、審議に入ることで合意しました。
これに関連して、安倍総理大臣は、自民党の役員会で、「国民から厳しい目が注がれているので、緊張感を持って対応していきたい」と述べるとともに、「新年度予算案の1日も早い成立が、最大の景気対策だ」として、予算案の早期成立を目指す考えを強調しました。
与党側は、衆議院予算委員会で、3日から3日間、安倍総理大臣とすべての閣僚に出席を求めて基本的質疑を行い、予算案の年度内成立に向けて着実に審議を進めたい考えです。
これに対して、民主党などは、甘利前大臣の問題を、閣僚の辞任で幕引きさせてはならないとして、▽甘利氏本人を参考人として予算委員会に招致することや、▽秘書の関与についての調査結果を示すよう求めるなど、引き続き、審議を通じて、厳しく追及する方針です。
また、民主党と維新の党は、企業や団体からの政治献金を禁止するための政治資金規正法の改正案を、共同で、今の国会に提出することも検討するなど、自民党との立場の違いを浮き彫りにしたい考えで、政治とカネの問題が、今後の国会審議でも焦点の1つになりそうです。

関連ニュース

このページの先頭へ