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袴田事件 弁護団が証拠品一覧の開示求める2月1日 21時02分
昭和41年に静岡県で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」で1日、東京高等裁判所で再審・裁判のやり直しを巡る協議が行われ、弁護団は証拠品の一覧を開示するよう改めて検察に求めました。
昭和41年に今の静岡市清水区で一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さん(79)について、静岡地方裁判所はおととし3月、再審を認める決定を出し、検察が抗告したことから、東京高等裁判所で協議が続いています。
弁護団によりますと、1日、東京高裁で開かれた協議で弁護団は、検察が保管している証拠品の一覧を開示するよう改めて検察に求めたということです。弁護団は「えん罪だということを示す証拠品が明らかにされていない可能性がある」として去年から一覧の開示を求めていますが、検察は「必要性が分からない」として開示していません。
また、1日の協議では、再審が認められる決め手となったDNA鑑定に問題がないか確かめるため先月から始まった検証実験について、弁護団が裁判所に尋ねましたが、結果が出る時期の見通しなどは明らかにされなかったということです。
弁護団の西嶋勝彦団長は「裁判所は検証実験の進捗(しんちょく)状況を報告すると説明しているが、こちらからも報告を求めていきたい」と話しています。
弁護団によりますと、1日、東京高裁で開かれた協議で弁護団は、検察が保管している証拠品の一覧を開示するよう改めて検察に求めたということです。弁護団は「えん罪だということを示す証拠品が明らかにされていない可能性がある」として去年から一覧の開示を求めていますが、検察は「必要性が分からない」として開示していません。
また、1日の協議では、再審が認められる決め手となったDNA鑑定に問題がないか確かめるため先月から始まった検証実験について、弁護団が裁判所に尋ねましたが、結果が出る時期の見通しなどは明らかにされなかったということです。
弁護団の西嶋勝彦団長は「裁判所は検証実験の進捗(しんちょく)状況を報告すると説明しているが、こちらからも報告を求めていきたい」と話しています。