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中国 キリスト教団体幹部を横領などの疑いで取り調べ
2月1日 22時55分

中国東部の浙江省で、キリスト教団体の幹部が横領などの疑いで取り調べを受けていることが分かり、海外の人権団体からは、中国当局が強めるキリスト教への締めつけとの関連を指摘する声が上がっています。
中国では、キリスト教徒は1億人に上るとも言われ、中でも、信者が多い浙江省では地元当局が、2年ほど前から各地の教会に設置された十字架を強制的に撤去するなどキリスト教への圧力を強めています。
こうしたなか、中国当局が公認する浙江省のキリスト教団体は、十字架の撤去に反対し団体の会長を務めてきた顧約瑟氏が横領などの疑いで、取り調べを受けていることを明らかにしました。浙江省では、これまでに十字架が撤去された教会は1200以上に上るとされ、これに反対する教会関係者や弁護士が相次いで拘束されていることから、海外の人権団体からは、今回の取り調べと一連の締め付けとの関連を指摘する声が上がっています。
中国では、このところキリスト教関係者のほか、民主化を訴える弁護士や人権団体の関係者が次々に拘束されていて、習近平政権には、宗教や市民運動を通じて政権に対する国民の不満が各地に広がるのを抑え込むねらいがあるものとみられます。

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