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特殊詐欺“受け子”逮捕者の7割以上が起訴
2月2日 4時31分

特殊詐欺“受け子”逮捕者の7割以上が起訴
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振り込め詐欺などの「特殊詐欺」の事件で、現金などを受け取りに来たところを逮捕された容疑者について、警察庁が調べた結果、多くが容疑を否認しましたが、全体の7割以上が起訴されていたことが分かりました。アルバイト感覚で引き受ける人が多いとみられるということで、警察庁は安易に引き受けないでほしいと注意を呼びかけています。
警察庁は去年の1月から8月までに、全国で起きた「特殊詐欺」の事件で、現金などの受け取り役、いわゆる「受け子」として現場に来たところを逮捕された容疑者のうち、少年や少女を除く563人について調べた結果、多くが「書類を取りに来ただけだ」とか「現金とは知らなかった」などと供述し、容疑を否認しましたが、全体の76.4%にあたる430人が起訴されていたことが分かりました。
警察庁によりますと、去年1年間に「特殊詐欺」の事件で全国の警察に検挙された容疑者のうち、「受け子」がほぼ半数を占めているということです。
仲間からの誘いなどでアルバイト感覚で引き受ける人が多いとみられるということで、警察庁は、「詐欺グループにとって使い捨ての役割にすぎないので、安易に引き受けないでほしい」と注意を呼びかけています。

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