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東海地震と連動か「富士川河口断層帯」重点調査へ
2月1日 23時17分

静岡県の富士宮市から駿河湾の海底にのびていて、東海地震と連動して活動する可能性があるとされる「富士川河口断層帯」について、政府の地震調査研究推進本部は、その影響などを詳しく調べるため、来年度以降、重点的に調査することを決めました。
「富士川河口断層帯」は東海地震の震源域の北東側に当たる、静岡県の富士宮市から駿河湾にかけてほぼ南北に延びる陸地の長さがおよそ26キロの断層で、沖合の海底にさらに延びていると推定され、政府の地震調査委員会は「東海地震と連動して同時に活動すると推定され、その場合、最大でマグニチュード8程度の地震のおそれがある」という検討結果を公表しています。
これについて、1日開かれた地震調査研究推進本部の部会では今後30年以内に地震が起きる確率が最大18%と推計され、全国の活断層の中で地震の危険性が高いグループに分類されることなどから、東海地震とどのように連動するかや、その影響などを詳しく調べるため来年度から重点的に調査することを決めました。
調査は来年度から3年かけて行われる予定で、測量船を使った海上からの音波探査や、GPSを使った観測などで断層が沖合の海底でどこまでのびているかを調べるほか、地層の断面を掘って調べる「トレンチ調査」などを行って過去の活動の時期やずれ動いた量などを詳しく調べることにしています。

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