「(ポスターの)私の顔は、気には、入っていない」。民主党の岡田克也代表は30日、都内のホテルで開いた党大会であいさつした際、先日発表された、自身の新たな党ポスターの写真に、不満を漏らした。その上で「本物はもっといいと思っているが、皆さんが(これで)いいと言うので、仕方がない」と述べ、苦笑いしながら“容認”した。

 同党は27日、参院選に向けて製作した新たな党ポスターを発表。眼鏡を外してほほえむ、笑顔の岡田氏と「1人ひとりを大切にする国へ。」というコピーを組み合わせたものに加え、「民主党は嫌いだけど、民主主義は守りたい。」「一強打破」という、自虐的なフレーズを盛り込んだ計3種類のポスターになっている。

 岡田氏は29日の定例会見で、ポスターの感想を問われた際には、「いろんな意見がある」と述べた上で、「党として決めたことだ。感想を言うことはしない」と述べるにとどめていた。