宗教的な理由により兵役を拒否し、実刑判決を受けた20代の韓国人男性2人が、、日本で前科を理由に入国を断られ、これに抗議して異議申し立ての手続きを取ったことが、28日までに分かった。
聯合ニュースによると、Kさん(25)とOさん(29)は今月27日、6泊7日間の日本旅行を目的に、中部国際空港に到着した。
ところが、中部国際空港の入国審査担当者は2人の入国にストップを掛けた。2人が日本への入国申請書の裏面で「日本またはほかの国で刑事事件により有罪判決を受けたことがありますか」という質問に「はい」と答えたためだ。
2人は宗教的な理由により兵役を拒否し、それぞれ刑務所で1年6カ月間服役して、2010年から11年にかけ出所していた。
2人は「『良心的兵役拒否』は犯罪ではない」と主張し、日本の当局に異議を申し立て、韓国大使館に連絡するよう要請した。
中部国際空港内の指定された宿泊施設で一夜を明かした2人は、日本への入国が認められるまで空港から退去しないとの意向を明らかにした。日本の当局は「異議申し立てを取り下げれば、直ちに韓国行きの飛行機に乗れる」と告げたが、2人は異議申し立ての取り下げを拒否した。
異議申し立ての手続きに関する事件を担当したオ・ドゥジン弁護士は「米国は入国申請の際、重犯罪や薬物関連の前科がある者だけをチェックし、ビザの審査を行う際にも『良心的兵役拒否』について立証すれば入国を認めている」として、日本の入国審査の過程に問題があると指摘した。