今田耕司

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20日放送の「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京系)で、依頼人が退職金をつぎ込んで購入した陶器に「偽物」という鑑定結果が下った。

この日の番組では、長野県飯田市の依頼人が4点の骨董品を鑑定に出した。VTRでは依頼人が、骨董収集歴は20年、コレクション品は100点に及ぶことが紹介され、依頼人は「自分の目には自信があります!そんじょそこらのコレクターには負けません!」と豪語していた。

VTRによると、依頼人は骨董仲間から「1000万円の品でも100万円で販売する」と言われ、「千載一遇のチャンス」と感じた。そこで退職金400万円をはたいて「唐三彩の小壺」など4品を購入したとか。VTRを見ていた司会の今田耕司からは「うわぁ…危ないなぁ」という声が早くも漏れ出した。

その後、依頼人はスタジオに現れ、自身のコレクションを買った当時と同じ「400万円」と評価した。ところが、古美術鑑定家の中島誠之助氏をはじめとする鑑定団は「4000円」とコレクションを判定したのだ。依頼人は大きくしょげかえり、スタジオからは悲鳴に近い声が上がった。

中島氏は「ヒドイ偽物ですね!」と声を上げ、「唐三彩の小壺」の色合いに深みが足りないなど、次々に鑑定ポイントを列挙していく。さらに中島氏が「お金出し過ぎましたね。もっと勉強なすってください!」と告げると、依頼人は「真面目に働きます」と力なく返事をした。

客席で見ていた依頼人の妻も涙声で「東京見物して帰ります」とだけコメントし、これに今田は「声が声になってないですから。申し訳ありません…」と頭を下げていた。

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