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マイナス金利で銀行株が大幅下落
2月1日 17時06分

日銀が先週、マイナス金利を導入したことを受けて、金融機関は収益を圧迫されるのではないかという見方から、1日の東京株式市場では銀行株が大幅に下落しています。
東証1部に上場する銀行の株価の1日の終値は、業界全体でマイナス金利導入前の先月28日と比べ、8.45%の大幅な下落となっています。
下落の割合は経営基盤が国内中心の銀行で大きくなっており、「新生銀行」はこの2日間で21.5%下落し、最も大幅な下落となりました。次いで、福岡県に拠点を置く「西日本シティ銀行」は15.9%、「ゆうちょ銀行」は14.2%それぞれ下落するなど、大きな影響が出ています。
市場関係者は「これまで金融機関は日銀に資金を預けると通常は金利がもらえていたが、マイナス金利では逆に金融機関は金利を払わなければならなくなる。このため投資家の間で銀行の収益が圧迫されるという懸念が強まっていて、売り注文が膨らんだ」と話しています。

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