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 牛丼チェーン「すき家」の店舗で約21万円を盗んだとして、大阪府警は1日、住所不定の元すき家アルバイト店員、城昌俊容疑者(43)を窃盗容疑で追送検し、発表した。すき家を狙って各地を巡っていたといい、「金の管理方法を知っていて盗みやすかった」と供述しているという。

 住吉署によると、追送検の容疑は昨年10月15日未明、福岡市中央区の店舗で、金庫から現金を盗んだというもの。「大阪から来たマネジャー」とうそを言い、点検を口実に金庫の鍵を借りたという。

 城容疑者は昨年10月、勤務していた大阪市住吉区の店舗での窃盗事件で逮捕された。東京都、名古屋市の店舗を含めた計3店での計約90万円の窃盗罪で起訴され、公判中。東京、名古屋の現場でもマネジャーを装う手口だった。店員や客が少ない時を狙っていたという。

 警察庁は2011年10月、すき家で強盗が相次いでいるとして、運営するゼンショーホールディングス(本社・東京)に防犯強化を要請。すき家は全店での夜間の複数勤務を実施した。同社の広報担当者は「社員証の提示を徹底させ、再発防止に努める」と話した。