竹谷俊之
2016年2月1日22時59分
■360度動画「いきもの目線」
見た目は大きなダンゴムシ。でも、サングラスをかけたような顔立ちはちょっと男前――。近年の深海生物ブームで「きもかわいい」と人気の甲殻類オオグソクムシ(大具足虫)だ。1月中旬、深海魚専門漁師、長谷川久志さん・一孝さん親子が企画する「深海漁見学ツアー」に同行した。
夜明け前の海は穏やかだった。静岡県焼津市沖の駿河湾を家族連れなど8人を乗せた漁船が進む。午前7時ごろ、仕掛けを沈めたポイントに到着。長谷川さんたちがきびきびと動いて、水深約400メートルに沈めていた筒約100本を機械で一気に引き上げた。
船上で、筒をひっ繰り返す。「キャー」「気持ち悪いー」、参加者から歓声があがる。サバなどのエサと一緒に約10センチのオオグソクムシがバタバタと落ちてきた。脚は7対。背中の甲は固いが、腹はプヨプヨだ。参加者も慣れてくると、裏返したり顔を近づけたりと観察に夢中だ。
続いて、試食タイム。
約10匹をかごに入れて船の煙突に突っ込むと、エビを焼いた時のような香りがぷーん。2~3分で真っ黒に焼き上がった。同県藤枝市から来た桜田悠人くん(10)は焼きたてをほおばった。「エビみたいでおいしい」。おそるおそる手を出した大人たちも、満足そうに味わった。
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