【登場人物紹介】
終身保険は「死亡したときに保険金がもらえる」というだけでなく、いつでも解約ができ、解約したときに「解約返戻金」としていくらかお金がもどってくる保険です。
低解約返戻金型終身保険は保険料の支払期間中に解約した場合、払い戻される解約返戻金額は支払った保険料より少なくなります。その分普通の終身保険に比べて、
●保険料は安く設定されている
●保険料払込が終了してから解約すると、払込んだ以上の金額が解約返戻金として戻ってくる
という特長があるんですね。
この特長を利用して「保険料の払込期間を短く設定し、子どもの教育資金が必要なときに保険を解約し、解約返戻金を学資金に充てる」という方法で学資金の準備をする方が最近増えてきているのです。
学資保険は、祝い金や満期保険金が下りる時期が加入時に固定されてしまいますが、低解約返戻金型終身保険はもっと柔軟に活用できます。
低解約返戻金型終身保険は、一般的に子どもが0歳の時に加入した場合、保険料払込期間を18年に設定します。18年後に解約することで解約返戻金を受け取り、子どもが18歳になったときに大学入学費用に充てる、という予定で使われます。
しかし、実際の大学入学時に預貯金で入学金や授業料を賄えるなら、解約返戻金が必要ないので保険を解約しなくてもよくなりますよね。解約せずに保険を継続すると、解約返戻金は徐々に増えるので、そのまま老後資金などとして貯蓄していくことができます。
<返戻率の推移イメージ>
| 低解約返戻金型終身保険 | 学資保険 | |
|---|---|---|
| 18年後 | 108.8% | 110.1% |
| 20年後 | 110.5% | × |
| 30年後 | 119.7% | × |
学資保険は18年後の満期に必ずお金が支払われるのですえおきできませんが、低解約返戻金型終身保険は解約返戻金を寝かせておくほどに増えるので、返戻率がグングン上がっていきます。
保険会社によっては、払込期間が満了になったら終身保険から個人年金保険や介護保険に切り替えることができる保険商品もあります。
学資保険にはほとんどない、契約者(多くの場合父親)への特約をつけることが可能です。特に医療特約などは、医療保険に別途加入するよりもお得なケースも多いです。
特約を付加すると特約保険料が必要なのでその分返戻率は下がってしまいますが、リビング・ニーズ(医師から余命宣告を受けた場合、保険金の一部が生前に受け取れる)特約のように特約保険料無料のものもあります。
多くの場合親である契約者の死亡時、死亡時点で死亡保険金が支払われ、それ以降の保険料の支払いは必要なくなります。しかも、死亡保険金の方が払込期間満了時に学資にする予定の解約返戻金のよりも金額が大きくなります。
学資保険にも「保険料払込免除特約」はつけられますが、死亡時点で保険金が受け取れるのではなく、満期まで待たなければなりません。
万が一の場合、低解約返戻金型終身保険の方が学資保険で用意できる金額より大きな金額のお金を準備できます。
学資保険は子どもが生まれてから(商品によっては妊娠中から)しか加入できませんが、低解約返戻金型終身保険は子どもができる前から加入できます。
払込期間を18年に設定しておけば、その後いつ子どもが出来ても、大学進学時に加入しておいた終身保険を解約すれば、保険料の払込金額の総額よりも多くのお金を準備できます。
払込期間満了以前に解約すると、ほとんどの場合、払込保険料の総額よりも解約返戻金の方が少なくなってしまいます。一方、学資保険は加入後数年で解約返戻金がそれまで支払った保険料を上回るので、途中解約が心配な方は学資保険を選んだ方が良いかもしれません。
低解約返戻金型終身保険では一般的に保険料払込期間が終了すると、解約返戻金が払込保険料よりも大きくなりますが、中には保険料払込期間を終了しても総支払保険料よりも解約返戻金が少ない保険商品もあります。
必ず複数の生命保険会社の商品を比較してから加入しましょう。
↓↓ 解約返戻金が大きい有利な終身保険はコチラで探せます! ↓↓
学資保険はフコク生命の「みらいのつばさ」
低解約返戻金型終身保険はAIG富士生命の「E-終身」で比較。
この2つの保険はどちらも返戻率が高くて人気の保険。
| みらいのつばさ | E-終身 | |
|---|---|---|
| 返戻率 | 110.1% | 108.8% |
| 受取総額 | 200万円 | 約221万円 |
| 契約者死亡時 | 200万円を子どもが18歳になったときに受け取れる | 300万円を契約者の死亡時点で受け取れる |
| 死亡・高度障害以外の保険料払込免除 | なし | がん・脳卒中・心筋梗塞になった場合、以後の保険料払込免除 (月額225円で付加可能) |
| 付加できる特約 | 兄弟割引(兄弟で加入すると保険料が割引になる) | 災害割増特約、傷害特約など (災害時に手厚い保障が受けられる) |
| 子どもの年齢制限 | 0~7歳 | 年齢制限なし |
この2つの保険を比較してみると、
●返戻率は学資保険の方が有利
●低解約返戻金型終身保険は子どもの年齢制限がないのでいつでも加入できる
●低解約返戻金型終身保険は契約者(親)に対する3大疾病特約、傷害特約、災害割増特約など特約が付加できる(特約保険料分、返戻率は下がる)
●契約者(親)に万一のことがあった時に貰えるお金は低解約返戻金型保険の方が多い
という違いがわかります。
<返戻率の推移イメージ>
| 低解約返戻金型終身保険 | 学資保険 | |
|---|---|---|
| 18年後 | 108.8% | 110.1% |
| 20年後 | 110.5% | × |
| 30年後 | 119.7% | × |