青田秀樹
2016年1月27日13時11分
相次ぐテロで大幅に減った日本人観光客を呼び戻そうと、パリ市のアンヌ・イダルゴ市長が日本を訪れる。26日、記者団に表明した。2月末にも訪日し、治安対策などを自ら説明するとみられる。イダルゴ氏は朝日新聞に「パリは日本のみなさんが大好きです。そんなメッセージを届けたい」と語った。
日本からの訪仏は年70万~80万人で、使うお金も多い「上得意客」。だが、日本旅行業協会によると、昨年11月の同時テロ後の1カ月半で約2万8千人のキャンセルが出た。治安への不安は根強く、パック旅行の予約も平年の半分ほどだという。イダルゴ氏は「リスクは世界中のどんな街にもある」としつつ、フランスでは「できる限りの対策を取っている」と話した。
イダルゴ氏はまた、舛添要一東京都知事らと会い、排ガス対策や、パリが東京に続く2024年の招致を目指す夏季五輪について意見交換したい意向という。(青田秀樹)
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朝日新聞国際報道部
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