この記事はゲスなアプリの開発元がゲスだったいうお話です。
責任逃れ、AppleによるBAN回避のためグレーなアプリ、ブラックなアプリを企業が個人アカウントとしてリリースしているケースは腐るほどあるようです。
果たして本当なのでしょうか。そしてこの記事のように企業の特定ができるのか調べてみました。
AppleStoreのランキングの常連はゲームとマッチングアプリ(出会い系、チャット)系が多いのでマッチングアプリを調べようと思い「チャット」「出会い」等のキーワードで検索してみました。
結果そのようなアプリ自体は数分で見つかりました。
開発元が異なる個人名からリリースされているのも関わらずUIも機能もほぼ同じです。
これらのアプリでよく見られるように異様にレビューも多いので、開発元を変えて量産、ブースト・レビュー操作で広告収入ゲットって感じだと勝手に推測します。
規約も同じです。
ざっと一部並べただけでもiPhone6plusが1ページ埋まりました。
Keisuke Honda, Shuzo Matsuokaといった名前でもリリースしています。
遊び心を感じますね。登録にはクレジットカードが必要らしいですがどうしているのでしょうか。
アウトな広告もありました。赤線は自主規制。
これらのアプリも個人名を装った法人からリリースされているのでしょうか。
とりあえず1番人気のアプリのようなのでひま部というアプリの公式ページ(http://himabu.com)にとんでみました。
公式サイトには右下に Bob inc という名前があります。
法人でリリースしているようです。
しかし堂々としすぎている、怪しい。検索しても何も出てこない。ダミー会社っぽい。
とりあえずhttp://himabu.comをWhois検索してみる。
あれ、あった。nanameue inc.
動画作成アプリSlideStoryなどを開発している会社のようです。
マッチングアプリ、チャットアプリを開発しているという記載はありません。
しかし検索すると過去にはnanameue inc名義でも過去にトークアプリを出していたようなのでやはり間違いなさそう。
とりあえず、元記事に書いてある通り、このような手法は広く使われているのかなと。
個人的にはマッチングアプリ自体は悪だとは思いませんし、アプリの出来もいいと思ったので、このような手を使わず正々堂々リリースすればいいのになあともったいなく思いました。
トップページには
”世界中の人々が繋がる。夢中になる。笑顔になる。
そんな素敵なコミュニケーションが生まれる場所を提供します。
日本から世界へ。
誰もが想像しないような仕掛けで、新しいエンターテイメントを創り出します。”
と書いてありますが、誰もが想像しないような仕掛けってこういうことなんですかね。