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 殺処分するペットの数を少しでも減らそうと、県は飼いイヌと飼いネコを引き取る際には、2週間以上の「待ち時間」を設けることを決めた。この期間中に引き取りを考え直してもらう狙いがあり、来年1月から導入する。

 県が始める取り組みの名前は「引取り事前連絡制度」。中核市として単独で保健所を設置している松山市を除く県内全域で導入される。

 県薬務衛生課によると、引き取りを希望する飼い主は、事前に各市町の窓口に連絡する。そのうえで、引き取り条件を満たすと認められても、市町の担当者が指定した引き取り日まで、最低2週間以上待つことになる。待機期間を設けることで飼育の再検討や新たな飼い主探しにつながることが期待できるという。