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米GDP速報値 プラス0.7%に減速
1月29日 22時59分

アメリカの去年10月から12月までのGDP=国内総生産の速報値が発表され、海外経済の減速で輸出が減少し、原油安の影響で石油業界の設備投資が落ち込んだことで、年率に換算した実質の成長率は、前の3か月に比べて0.7%のプラスにとどまり、成長の勢いが鈍りました。
アメリカ商務省が29日発表した去年10月から12月までの第4・四半期のGDPの速報値は、年率に換算した実質で、前の3か月に比べて0.7%のプラス成長となりました。前の四半期に当たる去年7月から9月の2%のプラス成長から減速し、0.9%前後のプラスになるとみていた市場の予想をやや下回りました。
項目ごとにみますと、GDPのおよそ7割を占める個人消費は2.2%のプラスと増加し、住宅投資も8.1%のプラスでした。
一方で、企業の設備投資は、原油安の打撃を受ける石油業界の落ち込みで1.8%減少し、輸出も、海外経済の減速やドル高の影響で2.5%減りました。アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、去年のアメリカ経済について、年末にかけて一時、減速したと判断しましたが、その見方が統計上も裏付けられた形です。

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