二階堂勇
2016年1月29日18時41分
安倍内閣は、北朝鮮に弾道ミサイル発射の兆候があるとして、ミサイルを撃ち落とす破壊措置命令を出すことを決め、中谷元・防衛相が自衛隊に命令した。命令は28日付で、2014年4月以来。安倍内閣は「手の内を明かさない」として、直近2回と同様に公表しない方針だ。
ミサイル発射に備え、海上配備型迎撃ミサイル(SM3)搭載のイージス艦が日本海や東シナ海に展開し、警戒している。今後、地対空誘導弾パトリオット3(PAC3)を展開する方針だ。
北朝鮮は今月6日、4度目の核実験を実施。日本政府は弾道ミサイル発射を警戒していた。中谷防衛相は29日の記者会見で「北朝鮮が事前の予告なく弾道ミサイル発射を含む何らかの挑発行動に出る可能性は否定できない」と語り、日米で連携して対応する考えを明らかにした。(二階堂勇)
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朝日新聞国際報道部
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