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関東甲信などで積雪も 雪に対する注意点は1月29日 16時17分
本州の南岸を通過する低気圧の影響で、これから31日にかけては関東甲信や東北南部の広い範囲で湿った雪が降り積もるおそれもあります。今回の雪に対する注意点をお伝えします。
スリップや転倒のおそれ
道路に湿った雪が降るとタイヤがスリップしやすくなるほか、歩道なども非常に歩きづらく転倒しやすくなります。朝晩に気温が下がると、いったんとけた雪が凍ることでさらにスリップや転倒の危険性が高まります。積雪が予想される地域では、車を運転する際、冬用タイヤやチェーンを付けてください。また、外に出かけるときには、滑り止めの付いた靴を履いてください。雪が積もったあとの道や凍った道を歩くときには歩幅を小さくして靴の裏全体を地面に付けるようにして歩くと転倒しにくくなります。
交通情報確認を
雪に慣れていない都市部では、少しの雪でも電車の運休や航空機の欠航、道路の通行止めなどといった影響が出ます。さまざまな交通機関が同時に停止するなど大きく乱れるおそれもあります。最新の交通情報を確認したうえで、時間に余裕を持って行動してください。
「着雪」の注意点は
今回は比較的湿った雪が降ると予想されています。湿った雪が付着すると、重みで電線が切れたり、樹木が倒れたりする「着雪」の被害が発生するおそれがあります。電線が切れると停電が起きるほか、垂れ下がった電線の近くを通りかかった人が感電するおそれもあります。切れた電線を見つけた場合は絶対に近づかず、地元の電力会社に連絡するようにしてください。また、雪の重みで樹木が倒れると道路や線路を塞いで交通への影響がでるおそれがあるほか、住宅や車などに倒れかかって被害がでることもあります。さらに農業用ハウスなどの建物に積もると雪の重さで倒壊するおそれもあります。
最新の気象情報に注意を
雪の降る場所や時間帯などは低気圧が通過する場所や寒気の流れ込みによって大きく変わります。このため最新の気象情報に注意して、早めの対策を取るよう心がけてください。