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高浜原発3号機 再稼働
1月29日 17時15分

高浜原発3号機 再稼働
福井県にある高浜原子力発電所3号機は、29日午後5時に原子炉を起動する操作が行われ、再稼働しました。新しい規制基準のもとで再稼働したのは、鹿児島県にある川内原発に次いで2か所目です。
高浜原発3号機と4号機は、去年2月、原発事故を受けて作られた新しい規制基準の審査に合格し、このうち3号機は、これまでに再稼働の前に必要な検査を終えました。
そして午後5時、中央制御室で運転員が核分裂反応を抑える制御棒を核燃料の間から引き抜くレバーを操作して原子炉を起動し、再稼働させました。
作業が順調に進めば、高浜原発3号機は、起動からおよそ13時間後の30日午前6時ごろ、核分裂反応が連続する「臨界」の状態になり、来月1日には発電と送電を始め、その後、徐々に原子炉の出力を高めて来月下旬に営業運転に入る計画です。
新しい規制基準のもとで再稼働したのは、去年2基が再稼働した川内原発に次いで2か所目で、合わせて3基になりました。また高浜原発3号機では使用済み核燃料を再処理して取り出したプルトニウムとウランを混ぜたMOX燃料を使うプルサーマルが行われる予定で、プルサーマルが行われるのは、新しい基準のもとでは初めてで、およそ3年11か月ぶりになります。
3号機が4年近く運転を停止していることから、関西電力は設備に異常がないか慎重に確認しながら今後の操作を行うとしています。

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