家事えもんスペシャル
坂上忍も認める、知識と技術を兼ね備えた家事のスペシャリスト芸人
「家事えもん」こと松橋周太呂。
今回は丸ごと1時間、掃除に料理に大活躍「家事えもんスペシャル」!
アイミちゃんこと、皆藤愛子と向かったのは、2回目の登場、マルシアのお宅。
マルシアが悩んでいる、冬の大敵「窓ガラスの結露」を家事えもん流掃除術で解決する。
<窓ガラスの結露>
窓ガラスの結露は、室内と室外の温度差で起きる現象。
ただの水滴と侮って、放っておくと、窓のサッシやカーテンにカビを大量発生させてしまうことも。
結露で発生したカビの胞子は、乾く度に飛び散る性質があるので、体調が悪くなる原因になることもあるという。しかし窓際にカビができたからといって、一般的なカビ取り剤を使用すると、サッシの部分が、変色したり腐食したりする可能性が!
カビ取り剤の裏側に「金属製品には使用不可」の記載があるモノにはご注意…
そこで
秘密道具①:エタノール
<特徴>
サッシなどの金属部分を傷めずに殺菌可能。窓ガラスの結露で出来たカビを退治する。
とはいえ、結露を放っておけば、またカビだらけに逆戻り。
<家事えもんの得する掃除術>
「窓ガラスの結露は、ご家庭にある中性洗剤で一度拭いておくだけで、約1週間は防げる」
秘密道具②:中性洗剤
<特徴>
食器用の洗剤や洗濯用の液体洗剤は、大抵が中性洗剤。
ラベルの「液性」の項目に「中性」と書かれているものを用意。
その中に入っている界面活性剤という成分が、水滴をつきにくくする効果があるという。
<使い方>
窓ガラスの水滴を拭き取り、結露予防の下準備。
中性洗剤を水300ミリリットルに対し、20対1の割合で混ぜる。
それをタオルなどにしっかり染み込ませて、ゆるめに絞ったら、窓ガラス全体を拭いていく。
乾拭きで窓の表面に塗った界面活性剤を薄く均等に伸ばし、コーティングすれば終了。
※およそ1週間、効果は持続しますが、地域や環境によって効果の持続時間は変化します。 ※アクリルガラスなどのプラスチック製品素材には使用を避けて下さい。
<オネえもんズの得する収納術>
マルシアさんのもう一つの悩み、それは…
服がぐちゃぐちゃに詰め込まれたクローゼット。
今回は、家事えもんの苦手分野「片付け」という事で、双子型ロボット「オネエもんズ」こと広海深海が登場!
秘密道具を使い、「オシャレかけ算収納」術を披露!
ステップ① ひと目で在り処がわかる「かけ算収納」
・カゴ×フォトフレーム=かわいいネームプレート付き「オシャレバスケット」
フォトフレームのガラスやアクリル部分を取り、背面についているスタンド部分を取る。
フレームの裏側四隅に接着剤をつけ、プラカゴに張り付ける。
ステップ② 出し入れラクラク!収納テク!
服を丸めてタテに収納していくと、ラクに収納することができ、取り出す時に、着たい服を簡単に見つけだせる。取っても崩れない。
ステップ③ たくさんのバッグをクローゼットの中に収納できる「かけ算収納」
・つっぱり棒×S字フック=「どこでもバッグホルダー」
つっぱり棒をクローゼットにはめて、S字フックをかけて、カバンを吊るすだけ。
持つ状態で収納しておくと、風通しもよくカバンが痛みにくい。
※収納の際には、つっぱり棒の耐荷重量をご確認ください。
取っ手のないバッグには、目玉クリップに名札ケースなどでクッションをはさみ、S字フックにかける。
ステップ④ ベルトをスマートに収納できる「かけ算収納」
・すのこ×両面テープ=「壁掛けウッドホルダー」
「すのこ」の裏側に、両面テープを貼り付け、収納したい場所にペタッと付ける。
すのこの隙間にベルトを通すと、バックルの部分がひっかかって落ちない。
オネえもんズいわく、
「プラスチックなどよりも、木などのナチュラルな素材を使う方がオシャレに見える!」
<マルシアさんのお宅で かけ算レシピ①>
コーンフレーク × ミートボールで、
「揚げない!丸めない!新型時短コロッケ」
<材料>(1皿分2~3人分)
- じゃがいも 300g
- ミートボール(レトルト) 120g
- 豆腐(絹) 1丁
- 溶けるチーズ 80g
- コーンフレーク(無糖) 50g
- 乾燥パセリ 少々
- 牛乳 大さじ4
- コンソメ 大さじ1
- 白コショウ 少々
- 塩 少々
<作り方>
① 皮をむいたジャガイモを600ワットのレンジで5分温め、塩で下味をつけたら、フォークでつぶす。
② ①にミートボールを入れて混ぜる。その時にタレも入れると、味付け不要。
③ 絹ごし豆腐を十分に水切りして、密閉袋に入れる。そこに牛乳大さじ4、白コショウと顆粒のコンソメを入れて、クリーミーになるまで、よくもみます。
④ 耐熱の大き目のお皿を用意していただき、②を半分しき、③の豆腐ホワイトソースをかけ、その上に残りの②をしき、溶けるチーズをかける。
秘密道具①:コーンフレーク
<特徴>
コロッケの衣のような、サクサク食感をコーンフレークで代用!
⑤ ④の上に、コーンフレークを砕いて全体的に表面にまぶす。
⑥ 170度のオーブンで15分焼き上げ、最後にパセリをふりかけて完成。
【ポイント】
ジャガイモに味を染み込ませたいときは煮た方がよいが、コロッケの場合はレンジでも良い。
コーンフレークがサクサク感を生み出し、お豆腐がクリーミー感を出しているのでヘルシーな仕上がりに。ここで使った豆腐のパックは、捨てずにとっておく。
<マルシアさんのお宅で かけ算レシピ②>
長芋 × 節分豆で、
子どももパクパク食べられる「プルプルわらび餅風スイーツ」
<材料>(2~3人分)
【わらび餅】
- 長芋 300g
- 砂糖 大さじ4
【きな粉】
- 節分豆 30g
- グラニュー糖 15g
【黒みつ】
- コーラ 90ml
- ガムシロップ 2個
<作り方>
① すりおろした長芋に、お砂糖を入れて混ぜる。
② ①を600ワットのレンジで5分温めて、一度取り出し、十分かき混ぜてから、さらに1分レンジで温める。
③ かけ算レシピ①でとっておいた、豆腐のパックにラップを敷いて、あら熱を取った②を流し込み、冷蔵庫で1時間冷やす。
④ 節分豆を密閉袋に入れて、袋の上から細かくつぶし、グラニュー糖を加え混ぜる。
これできな粉の完成!
⑤ 耐熱容器にコーラを入れて、600ワットのレンジで6分間温める。
⑥ レンジからコーラを取り出し、ガムシロップを加えて混ぜ、さらに600ワットのレンジで3分温める。
⑦ 3分経ったらレンジからだし、かき混ぜて、まだとろみが出ないようであれば、10秒ずつ加熱していく。目安として3分30秒だが、とろみが出たら完成。
⑧ 冷蔵庫の長芋を取り出し、パックから出す。切り分けて④をまぶして⑦をかければ完成!
秘密道具②:糸
長芋わらび餅を包丁で切ると、粘りが包丁について切りづらく、洗い物も増える。
糸で切ることにより、まな板や包丁は不要。
きれいに切れて断面にきな粉がつきやすくなる。
【ポイント】
長芋は、手で持つ部分を残して、ピーラーなどで皮をむく。そうするとスベらず、痒くならずにすりおろすことができる。皮を残した部分は、フォークに刺して擦る。
長芋は、1時間以上冷やすと、カチカチになってしまうので長時間冷やさない。
コーラ黒みつは作り方⑦の時、3分経ったら氷水の入った容器にのせてかき混ぜると、早く熱が冷めるので、とろみが出やすくなる。