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大学入試新テスト 年複数回実施見送りへ
1月29日 14時46分

今の大学入試センター試験を廃止して平成32年度から実施する予定の新たなテストについて、文部科学省は記述式の問題の採点などに最長で60日程度かかるという試算を示し、このテストを年に複数回実施することは見送る方向で検討していくことになりました。
大学入試の改革に向けて文部科学省は今の大学入試センター試験を廃止して、記述式の問題を盛り込んだ新たなテストを平成32年度から実施する方針です。
このテストについては当初、年に複数回受験できるようにすることが検討されていました。29日開かれた有識者会議で文部科学省は記述式の採点や事前の準備などにかかる時間を試算した結果を示し、問題の難易度や解答の文字数によって、20日から60日程度かかることを明らかにしました。
また、「テストを複数回行う目的は学力を多面的、総合的に評価することだが、記述式を導入することでそのねらいは相当程度、実現する」という考えを示しました。
テストの複数回実施については、これまでも高校の授業日程への影響や、試験会場となる大学側の負担、それに問題の難易度を平準化できるのかなど課題が指摘されており、ことし3月の最終報告に向けて複数回実施を見送る方向で検討していくことになりました。

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