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天皇皇后両陛下 戦没者を慰霊
1月29日 13時10分

天皇皇后両陛下 戦没者を慰霊
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フィリピンを訪れている天皇皇后両陛下は、29日、マニラ郊外にある日本政府の慰霊碑を訪れ、太平洋戦争の戦没者の霊を慰められました。
両陛下は現地時間の29日昼前、マニラ郊外のカリラヤにある日本政府が建てた「比島戦没者の碑」に到着されました。慰霊碑には太平洋戦争の戦没者が祭られていて、両陛下は日本から訪れた遺族や生き残った元日本兵などおよそ150人が見守るなか、厚生労働省の二川一男事務次官の案内で、両国の国旗が掲げられた慰霊碑の前にゆっくりと進まれました。そして、側近から白い菊の花束を受け取ると、慰霊碑に向かって一礼して供花台に供え、深く拝礼して戦没者の霊を慰められました。
このあと遺族や元日本兵たちの前まで歩き、一人一人に丁寧にことばをかけられていました。
天皇陛下は、遺族などで作る団体の代表に「ありがとう。遺族のためによく尽くされて」とことばをかかけられ、皇后さまは、元兵士の男性に「よく生き抜いてくださいましたね」などと話しかけられていました。
フィリピンでは太平洋戦争で50万人以上の日本人が命を失っていて、カリラヤの慰霊碑は、海外で亡くなった戦没者を追悼したいという両陛下の意向を受けて訪問先に加えられました。両陛下は27日、フィリピン側の戦争犠牲者を追悼する墓地でも花を供えていて、29日の慰霊で日本とフィリピン両国の戦没者の追悼を果たされました。
両陛下は、このあとマニラに戻る途中で、イネに関する国際研究機関を視察されることになっています。

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