芸能人や同僚ら650人分閲覧の警部補を訓戒
警察署の端末で芸能人や同僚ら約650人分の運転免許証の個人情報を閲覧したとして、大阪府警淀川署の男性警部補(60)が昨年5月13日付で警務部長訓戒の内部処分を受けていたことが府警への取材で分かった。住所の盗み見を約5年間繰り返していたという。「興味本位で誰がどこに住んでいるか知りたかった」と話している。
府警によると、警部補は主に当直勤務中、署内の専用端末を操作し、芸能人約100人を含む約650人の住所を調べていた。実際に訪ねるなど、悪用は確認されていない。閲覧履歴を点検中の上司が不正に気付いた。
また、西署の男性警部補(59)は容疑者の取り調べ中に内規で禁じられたタブレット端末を持ち込み、人気ゲーム「ドラゴンクエスト」をしたとして、本部長注意を受けていた。
警部補は昨年10月の3日間、部下の補助として取調室に入り、ゲームをしていた。容疑者が気付き発覚した。警部補は「取り調べが順調で、自分の出番がなく暇だった」と説明している。【服部陽】