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 岸田文雄外相は29日、米国のケリー国務長官と北朝鮮情勢を中心に約30分間、電話協議をした。北朝鮮による核実験を受けて国連安全保障理事会で議論している制裁決議案をめぐり、岸田氏は協議後、記者団に「新たな強い決議の採択に向け、(米国と)緊密な連携を確認した」と語った。

 また、北朝鮮で長距離弾道ミサイルを発射する兆候があることについて、岸田氏は「北朝鮮が何らかの挑発行動に出ることが否定できない中、緊密に連携し、国民の安全と安心に万全を期していく」と述べた。

 協議はケリー氏が27日に中国の王毅(ワンイー)外相と北京で会談したことを受けて、日本から要請した。