茨城県のニュース
表示したい都道府県を最大2つまで登録することができます。
- 未登録の場合は「登録」ボタンをクリックします。
- 登録したい都道府県を地図から選択します。
- 確認ボタンをクリックすると登録が完了します。
※登録した都道府県を変更するには「変更」ボタンをクリックします。
常総 避難指示遅れは伝達ミス
関東・東北豪雨で茨城県常総市が鬼怒川の決壊現場に近い一部の地区に避難指示を出すのが遅れたのは、市の災害対策本部が堤防の決壊前に避難指示を出すことを決めていたのに、その情報が職員に伝わっていなかったためと分かりました。
これは常総市の水害対応を検証する市議会の特別委員会で、常総市の須藤一徳市民生活部長が明らかにしました。
去年9月の関東・東北豪雨で、常総市が鬼怒川の決壊現場に近い上三坂地区に避難指示を出したのは堤防が決壊したあとで、多くの市民が逃げ遅れ、地区に住んでいた男性1人が死亡しました。
これについて須藤部長は、当時、市の災害対策本部は堤防が決壊する2時間半余り前に上三坂地区を含む周辺の3つの地区に避難指示を出すことを決めていたと述べました。
しかし避難指示を発表するまでに職員の間で伝達ミスがあり、避難指示の対象から上三坂地区が抜け落ちてしまったと説明し、伝達ミスがどの段階で起きたかについては分からないと答えました。
特別委員会では、次回以降、高杉徹市長にも出席を求め、市の初動対応について質問することにしています。
水害検証特別委員会の委員長を務める中村安雄議員は、「市長が国などからどのような情報を得て指示を出していたのか、詳しい説明を求めたい」と話していました。
01月28日 15時33分