「韓日戦に勝つためにはあらゆる手段を動員するだろう」
世界初の五輪8回連続出場は確定した。しかし、韓日戦で負けるわけにはいかない。韓国の申台竜(シン・テヨン)サッカー五輪代表監督(45)は28日、カタール・ドーハで記者会見を開き、「日本戦は何が何でも勝たなければならない」と語った。韓国は30日(韓国時間)夜11時45分、アジア・サッカー連盟23歳以下選手権(AFC U-23)で優勝をめぐり、宿命のライバル・日本と対戦する。
申監督は「飛車角落ちで将棋を指さなければならない状況だ」とした。FWパク・インヒョク(20)=FSVフランクフルト=を所属チームの反対により出場させられず、チームのキープレーヤーであるファン・ヒチャン(20)=ザルツブルク=を所属チームに返した状況を表現したものだ。申監督は「個人的にも、1992年にマレーシアで行われたバルセロナ五輪予選をはじめ、日本に負けたことは一度もない。準決勝以降、選手たちの士気は十分だ。選手たちの表情や行動から自信があふれ、どんなチームと試合をしても自身がある」と言った。
申監督は「史上最弱」と言われた五輪代表を率いることになり、最初は不安立ったことを告白、「正直言って、五輪本選に出場できるかどうか半信半疑だった。それでも、我々は準備ができていたので運がついてきた」と語った。
一方、日本の五輪代表を率いる手倉森誠監督は、2012年ロンドン五輪3・4位決定戦で韓国に敗れてメダルを取れなかったことに言及し、雪辱を誓った。手倉森監督は「(ほかの試合よりも)韓国戦で勝つのと負けるのとでは大きな違いがある。ロンドンでの敗北という借りを返したい」と言った。