トップページBusinessニュース去年12月の家庭の消費支出 4か月連続減少
ニュース詳細

去年12月の家庭の消費支出 4か月連続減少
1月29日 10時55分

去年12月の家庭の消費支出は、比較的暖かい日が続き光熱費が減ったことなどから、物価の変動を除いた実質で前の年の同じ月を4.4%下回って、4か月連続の減少となりました。
総務省が発表した「家計調査」によりますと、先月の消費支出は独り暮らしを除く世帯で31万8254円となり、物価の変動を除いた実質で前の年の同じ月を4.4%下回りました。消費支出が減少したのは4か月連続です。
これは、12月は比較的暖かい日が続いたため暖房器具に使われる灯油代や電気代といった光熱費が減ったことに加え、コートやセーターなど冬物衣類の販売が伸び悩んだことが大きな要因です。また、去年4月に軽自動車税が引き上げられたことで軽自動車の販売が伸び悩んでいることも影響しています。
総務省は、先月の消費支出は減少幅が大きかったものの季節的な要因が大きく、傾向として大きな変化は見られないとして、「弱い動きが見られる」としたこれまでの判断を据え置きました。
また、併せて発表された自営業者などを除く勤労者世帯の先月の収入は、90万229円と、物価の変動を除いた実質で前の年の同じ月を2.9%下回って、4か月連続で減少しました。賃金が伸び悩んでいることに加え、消費が力強さを欠いていることが示される結果となりました。

関連ニュース

k10010390041000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ