今どき誰が紙の雑誌なんか買うのか?noteの可能性と若者の消費傾向について
/ 坊主今日の一枚
撮影者:坊主
セントラルパークの人口池です。暖冬と言われた今年の冬ももうすぐ終わりますね。
カメラ : Panasonic LUMIX DMC-LX7
絞り値 : F2.6 / ISO感度 : 250 / シャッタースピード : 1/80秒
ロン毛が書いた初の有料記事が順調に売れているようで、私としても大変嬉しいかぎりです。
「Instagramフォロワーの効果的な増やし方、12.5Kのフォロワーを持つロン毛が教えます」でちょこっと読めますよ。
しかし、凄い時代になったものです。
個人が気軽に書けて販売できる、このNOTEが一般的になると
雑誌、編集、出版の人達ってこれからどうするんでしょうね。
たまにニューヨークの紀伊国屋に立ち寄る時に
ものすごい数の雑誌が並べられているのを見ますが、
カッコイイ表紙だけでお腹いっぱいになります。
10代の頃は、定期的に好きなファッション雑誌を毎月購入して
実際読んでいて楽しかったですし、紹介される様々なブランドや雑誌の中での有名人など
「凄いな~。カッコイイ」と憧れを持っていました。
しかし、最近は私が購読していた雑誌も含めて、ファッション雑誌が次々と休刊。
販売部数も落ち込み、広告収入もかなり減っているでしょう。
なぜなら最近はSNSの発達のお陰で、
洪水のように情報が流れてくるなか、
人々が自分なりの選別を行い、お気に入りの方達をフォローして、
個人が情報の流れを簡単にカスタマイズできるようになったからです。
一人一人が編集者になれるツールが発達してきたということは
組み合わせは自由自在、ファッション、美容、興味があるなら植物まで、
自分が信用している人達から情報がSNSを通して直接届くのです。
何なら、フォローしている人達に連絡までとれるのですから、
至れり尽くせりでしょう。
結果的に、個人の好みが100%反映された「世界で一つの雑誌の様な情報の集合体」ができる訳です。
誰が作っているか分からない広告だらけの紙雑誌より、
インスタでフォローしている人達のライフスタイルの方が親近感が湧くのではないでしょうか。
かつてのファッション雑誌読者のように、誰かに編集された情報を鵜呑みする時代ではなくなり、
何かを盲目的に信じる読者が激減していると思います。
ネット上で検索しなくても、違う目線からの意見は勝手に入ってきますからね。
消費者がかなり世間に対して疑い深くなってきていると思います。
広報や広告の人達は、これから大変でしょうね。
反対意見や裏話なんて、いくらでも転がってますから。
昔ファッション業界にいて、もう引退して失うものがない人が書く
有名ブランドのマル秘話がNOTEで売られたら買う人がいるでしょう。
それを読んで、そのブランドをもっと好きになるか幻滅するかは購入者次第ですが。
必要資金ゼロで個人が出す芸能界暴露noteなんて、恐ろしいことですね。
芸能界だけじゃなく、ファッション、建築、デザイン等、分野の狭い範囲内での暴露は
読んでいる側からすると面白いですが、
書かれた方はタマったもんじゃないでしょう。
私の業界もかなり狭いので、変なウワサが出回ると
中々イメージを払拭するのには、時間がかかるでしょう。
この暴露本を出して、利益がでると気づいた一般の人が立て続けに
危険なNOTEを出し始めたら、一般の人まで自分の品性公正を気にしないといけなくなるかもしれません。
有名人税なんていってる時代ではなくなってきました。
現にSNSで炎上して実生活でトラブルになっている方達も今や珍しくなくなってきました。
出版会社内での一定の検閲がないので、自由に書こうと思えば書ける有料記事ですが、
一概に良いことばかりではないですね。会社がバックに付いてくれないので全責任を自分が負うことになります。
しかし自分に自信があれば、さっさと独立して自分で情報発信をするのも一つの手だと思います。
いやはや、冒頭でも言いましたが、凄い時代になったものです。
近年若者の消費離れが進んでいるということですが、
お金を使わなくなっている訳ではない気がします。
購入する前に、無料、または格安で購入できないかネットで調べて
批評を読み、納得した上でオンラインで半額で買うなんてことが一般的に
なっただけで、そりゃ数字上は消費が落ち込んでいるように見えるでしょうね。
半額なんですから。使ったお金は。
若者がお金を使うことに対して賢くなり、
消費させるのが手強くなっただけだと思います。
鳥井弘文さんの印象深いTWEETを参照しますが、
それにしても、「気になる。購入してみよう」しかつぶやいていないのに、売れていくっておもしろいなぁ。ブログで書評記事頑張って書いて「おもしろかった!」って言ってもなかなか売るの難しい時代なのに。いまnoteユーザーはみんな何かを“買いたい”んだよね。かなり前のめり感ある。
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) January 28, 2016
私も同感で、若者達はいつでもお金を使いたいと思っていると思いますよ。
だってそうじゃないと、何で汗水働いて給料貰っているか分からないじゃないですか。
ただ其れが、昔のように通り一辺倒ではなくて
消費の方向がバラついてきている、
入ってる情報が多すぎてお腹いっぱいになっている、
そして若者がお金を使うことに慎重になっているだけだと思います。
私も少し視野を広げて、世の中の流れをチョイと注意深く見ていきたいですね。
なにせ私も古い人間なので。
しかし何だか色々と楽しみな時代になってきた気がしますよ。
私とロン毛共に、消費やお金についても過去に書いていますのでもし良かったらご覧ください。
「あれ?断捨離って、ミニマリストってケチでお金を使わない人たちのことでしたっけ?」
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ここ数年紙の雑誌というものを買ったことがない私ですが、最近盛り上がってきているNoteの存在、可能性、驚異と若者の消費離れについて