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 女性活躍推進法の全面施行を4月に控え、愛知労働局は28日、名古屋駅前の巨大マネキン「ナナちゃん人形」が「愛知のシンボル的存在として多くの人に愛され、先駆的に女性活躍推進に貢献している」として感謝状を贈った。身長1メートルの妹ミナちゃんが労働局で代わりに受け取った。

 ナナちゃんは1973年から「勤続43年」。装いを変えながら様々なPR役を務めており、藤沢勝博局長は「男女の役割意識が強い愛知で、功績は誠に顕著」とたたえた。その後、トヨタ自動車や日本ガイシ、ブラザー工業など県内大手など8社が女性活躍推進のための行動計画を提出した。

 女性活躍推進法では、従業員数301人以上の企業は勤続年数の男女差など社内状況を把握し、数値目標と行動計画を策定する。各社の人事担当者は計画提出にあたり、女性の管理職育成や、技術者を増やすための高校生、大学生へのPR、男性社員の育児参加促進などの内容を説明した。