Ads:
立って仕事をしてみたことがありますか?
最初は慣れませんし、すぐに疲れてしまいます。でも次第に時間を伸ばしてゆくにつれて、なんでもっと早く試してみなかったのだろうかと思うくらいに集中力が高まり、仕事のメリハリが作れるようになります。
パソコンによる仕事がデフォルトとなり、椅子に縛り付けられている時間が極度に長くなっているいま「スタンディング」というスタイルは健康上の理由からも、充実した仕事空間を作るという意味でも、現実的でリターンの大きい選択肢になりつつあります。多少の出費があっても、集中力の高い時間で実現する仕事で換算すればリターンが大きいという考え方ですね。
これまで私は自作のスタンディングデスクを試したり、箱を置いただけの貧相なスタンディング環境も試してきて、一日に数時間は立ったまま仕事ができるくらいに慣れてきました。しかし、こうした自作のものは置き場所が難しく、貧相な箱はその、貧相でパソコンを上に置けないので視線が下向きになるなど、デメリットも大きく万人向きとはいえませんでした。
そんな弱点を克服する、立って使うことも、折りたためば座って使うことも自在にできる夢のようなスタンディングデスク、Ergotron「WorkFit-TL座位-立位両用ワークステーション」を、AMN レビューズのタイアップレビューの一環で試させていただきましたのでその使い心地を紹介したいと思います。
キーワードは、でかい!変形!かっこいい!です!
WorkFit-TLを設置する。なんだこれ…でかい!
今回は真剣に使い込むレビューを、という話でしたので一日の大半を過ごしている職場にWorkFit-TLを持ち込みました。
届いたのがこちらの箱。え…大きい! もちろん梱包材が大きいからですが、それにしても思っていた2倍は大きい印象でした。
こちらが設置したところ。面積は95 x 64cm、重さもなかなかのもので25.5kgの本体を持ち上げるのにはけっこう筋肉を使いました。
さて、なにも考えず iMac を上に乗せてみるとこのようになります。注意したいのは、この時点で127mmの高さがありますので、これまでに比べてデスクトップパソコンは高い視点となります。
当初、これはiMacをほんの少し見上げる形になるので、目と首が疲れないかと心配になりましたが、椅子の高さを最高位置に変えることによってすぐに気にならなくなりました。WorkFitを導入すると、椅子と机とWorkFit上のパソコンの相対位置が変わりますので、寸法図で入念にチェックしておきたいところです。
キーボードもマウスも置いて、作業環境を完成させたところがこちら。キーボードはワイヤレスですが、マウスは有線のものをWorkFitの中を通して使っています。挟み込みだけ注意すればこちらも問題なし。
いよいよ変形! 1分から使えるスタンディングデスクという革命
さあ、設置もできましたので、期待あふれるスタンディングデスクへの変形です。その動作状況を2分半の動画にしましたので御覧ください。
いやあ、変形、いいです。なにがいいって、レバーを使ってさっとスタンディングデスクにして、疲れたら5秒で元に戻せるという点。
スタンディングデスクを使って長いのですが、やはりいくら慣れたといってもその日の体調や疲れ具合次第で、座って仕事をしたいこともままあります。一度に立っていられる時間もその日によって違うわけです。
WorkFit-TLは、すぐに高さを変化させることができますので、「よし、いまから集中してこのコーディングをするぞ」というときに意を決したようにスタンディングにして集中して、「よし、すこし楽にして雑用をしよう」という時に座位にきりかえることができます。これは本当に嬉しい。
最大高度が38cmですが、好きな段階にかなり細かく調節することができるのも、スタンディングデスクを長く使っているひとには評価できる点です。というのは、一口にスタンディングの状態といっても、実はその日によって安定して集中力を発揮できる高さが違うからです。
「今日は一番高いところがよさそうだ」とか「今日は肩がつかれているので少し低めにして腕を垂れ下げ気味で」という選択をすぐにできるのはスタンディング使いにとって夢のようです。
このように、机をまるごと入れ替えるわけにはいかないひと、あるいはスタンディングでも座っていても両方で使いたいというひとにとって良いこと尽くしのWorkFit-TLですが、いくつか注意点もあります。
まず、机上でおそろしく大きく、威圧感があります。これは主に、これほど大きなものを机のうえに置いて使うという経験がこれまでないことから引き起こされる畏怖に近い感情ですが、一週間も使ううちに次第に慣れてきます。WorkFit-TLが机の一部分に感じられるまで、多少時間をおけば慣れてくることでしょう。
また、38cmの上下を自然におこなうために、電源、ネットワークケーブル、その他周辺機器とつながっているケーブル長をあらかじめ考慮しておく必要があります。電源が遠くにあるなら、延長ケーブルなどを使ってWorkFit-TLの直下に差し込むようにしたいところです。
レバーによる稼働はスムーズで、うっかりデスクがドスンと落ちる不安はありませんでした。でも、なにしろこの重さで稼働するパーツがある機器ですので、周囲のものの挟み込みなどがないように、設置場所には注意しましょう。特にケーブルの挟み込みだけはないように!
長く使ってみて仕事はどう変わるか
さて、これまでは電動の高価なスタンディングデスクを使わないかぎり、座ったままか、あるいは立ったままかという二つの選択肢しかなかったのですが、こうして秒速で形を変形できるデスクを取り入れた場合、仕事をしている効率は、雰囲気はどうなるのでしょうか?
コーヒーをうえに置いても危なくないか? 他の周辺機器との相性は? そういった現実的な質問もあるかと思います。
後編では、こうしたポイントに答えつつ、1ヶ月使ってみたことで起こった変化とWorkFit-TLで実現できる仕事環境についてご紹介したいと思います。
売り上げランキング: 49,579
Ads: