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中国電力 島根原発付近の断層の長さを見直し
1月29日 6時10分

島根原子力発電所2号機の再稼働の前提となる審査を巡り、中国電力は、焦点になっている「宍道断層」の長さを、これまでの22キロから25キロに見直し、これに伴って想定される最大の地震の揺れの強さを引き上げる方向で検討しています。
これは中国電力が28日に松江市で開いた原発周辺の自治体向けの説明会の中で明らかにしたものです。
中国電力は、これまで島根原発から2キロ南にある「宍道断層」の長さは22キロだとしていましたが、原子力規制委員会からの指摘を受けて評価をし直し、西側に3キロ延ばし、25キロとするということです。
「宍道断層」の長さの評価は、中国電力が初めて存在を認めた平成10年には8キロでしたが、その後、平成16年と20年に延長され、今回が3回目の見直しとなります。
これを受けて中国電力では、想定される最大の地震の揺れの強さを現在の600ガルから引き上げる方向で検討していて、追加の耐震工事がどの程度必要になるのかも詳しく調べています。
一方、規制委員会は、中国電力による「宍道断層」の長さの評価が妥当かどうか、今後、審査を行うことにしています。

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