2016年1月29日05時14分
甘利氏側に現金を渡した建設会社は、独立行政法人都市再生機構(UR)との間で千葉県内の再開発事業をめぐるトラブルがあり、2億円を超える補償金が支払われていた。
トラブルの原因となったのは、千葉ニュータウン(NT)中心部から西2・5キロにある千葉県白井市の幹線道路予定地。建設資材とみられる赤茶けた鋼管が横たわり、約1キロの区間が未完成のままだ。UR関係者は「NT事業で最大の懸案の一つ」と話す。
NT開発に向けて、千葉県は1970年ごろから、白井市の予定地の買収を始めた。県によると、予定地の隣接地を地主から借りていた建設会社が92年ごろ、予定地に建設資材を無断で置き始めた。資材の撤去を求めたが聞き入れられなかったという。
近くの男性によると、元々の地主が産業廃棄物を現場に捨てていたこともあり、「道路工事は遅れていた」と話す。
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朝日新聞社会部
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