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鎌倉の大仏 傷み具合の調査が進む1月29日 4時31分
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傷み具合の調査のため拝観ができなくなっている、神奈川県鎌倉市の大仏では、28日、調査の様子が報道関係者に公開されました。
鎌倉時代に鋳造され、国宝に指定されている大仏は、汚れやさびが目立つため、今月13日から傷み具合を調べる調査や清掃作業が行われていて、2か月間にわたって拝観することができなくなっています。
28日は調査の様子が報道関係者に公開され、およそ13メートルある大仏の頭まで何段にも組まれた足場の上では、専門家が、頭部にあるひび割れや汚れを撮影したり、専用の装置を使って表面のさびの成分などを調べていました。
鎌倉の大仏が拝観できなくなるのは、昭和34年から36年にかけて行われた「昭和の大修理」以来、55年ぶりのことです。
調査に当たっている東京文化財研究所保存修復科学センターの森井順之主任研究員は、「仏像を近くで見ると、遠くでは見えない亀裂が確認できた。これまでの調査ではすぐに壊れるようなぜい弱な部分は見つかっていないが、今後明らかになれば、修理の是非を検討してもらいたい」と話していました。
作業はことし3月10日まで行われ、作業の一部は境内に設置されたモニターで見ることができます。
28日は調査の様子が報道関係者に公開され、およそ13メートルある大仏の頭まで何段にも組まれた足場の上では、専門家が、頭部にあるひび割れや汚れを撮影したり、専用の装置を使って表面のさびの成分などを調べていました。
鎌倉の大仏が拝観できなくなるのは、昭和34年から36年にかけて行われた「昭和の大修理」以来、55年ぶりのことです。
調査に当たっている東京文化財研究所保存修復科学センターの森井順之主任研究員は、「仏像を近くで見ると、遠くでは見えない亀裂が確認できた。これまでの調査ではすぐに壊れるようなぜい弱な部分は見つかっていないが、今後明らかになれば、修理の是非を検討してもらいたい」と話していました。
作業はことし3月10日まで行われ、作業の一部は境内に設置されたモニターで見ることができます。