ジムの中を見渡してみる。
私はパーソナルトレーナーなので、同業者の指導シーンを結構よく見かける。
もちろん基本的には、他のトレーナーの指導方針に口を出すつもりはない。クライアントが満足しているのなら、他人がどうこう言う問題ではないし。
でも、ずいぶん前から気になっているのだが、、、
変わったエクササイズ
を指導して、他者との差別化を図ろうとしているトレーナーが多いような気がする。
健康管理とか、女性のシェイプアップのためとかだったら別に良いけれど、アスリートの補強トレーニングとしてはどうだろうか。
まだヒョロっこくて、ぜんぜん筋力も無いであろう選手に、やたら複雑な動きのエクササイズをやらせてたり、バランスをとらせるだけのトレーニングだったり、マッサージやストレッチばかりに時間をかけてたり。
本来とは違う使い方でマシンを使って悦に入ってたり、コアばかりに重点を置いてたり、基本エクササイズは軽い重量でお茶を濁すだけだったり。
アスリートがウェイトトレーニングをやるのは、筋力・パワーをつけるためである。
まずは基本的なエクササイズをみっちり行い、使用重量を伸ばしていくこと。そのうえで、応用的なエクササイズを追加していくべきである。
というのが、私の考え方。
変わったことばかり指導しているトレーナーのカラダを見ると、やはりヒョロっこいことが多い。本人たちが、基本エクササイズで大した重量を扱うことができていないのだろう。
基本エクササイズとはなにか。いろいろあるけれど、
・スクワット
・チンニング
・ディップス
個人的な考えとして、この三つは欠かせないかな。