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拉致被害者家族が集会 帰国への取り組み最優先で1月29日 4時06分
北朝鮮が拉致被害者などの調査委員会を設置して、今月で1年半がたっても、帰国につながる進展がないことを受けて、拉致被害者の家族が緊急集会を開き、肉親の帰国に向けた取り組みを最優先で進めてほしいと政府に求めました。
28日夜、東京で開かれた緊急集会では、はじめに拉致被害者の家族会代表で田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんが、「1年半がたっても、1人の被害者も帰国できていません。着実に前に進んでいる実感が欲しいし、政府にはスピードを上げた対応をお願いしたい」と求めました。
横田めぐみさんの母親の早紀江さんは、「被害者の姿が何も見えない悲しさのなか、年だけを重ねて来ました。『一目会いたい、彼らを早く自由にしてあげたい』という思いだけですので、力強い支援をお願いしたい」と呼びかけました。
松木薫さんの姉の斉藤文代さんは、今月が息子との再会を果たせないまま亡くなった母親の三回忌だったことに触れ、「母だけで、こうした苦しみは終わらせたい。1人でも多くの家族が笑える日が来るよう、命あるかぎり闘います」と訴えました。
集会では最後に、1年半が過ぎても被害者が帰国できていない現状に抗議するとともに、政府が核実験を実施した北朝鮮に制裁を行う際は、こうした拉致問題の現状についても理由に加えるよう求める決議を採択しました。
横田めぐみさんの母親の早紀江さんは、「被害者の姿が何も見えない悲しさのなか、年だけを重ねて来ました。『一目会いたい、彼らを早く自由にしてあげたい』という思いだけですので、力強い支援をお願いしたい」と呼びかけました。
松木薫さんの姉の斉藤文代さんは、今月が息子との再会を果たせないまま亡くなった母親の三回忌だったことに触れ、「母だけで、こうした苦しみは終わらせたい。1人でも多くの家族が笑える日が来るよう、命あるかぎり闘います」と訴えました。
集会では最後に、1年半が過ぎても被害者が帰国できていない現状に抗議するとともに、政府が核実験を実施した北朝鮮に制裁を行う際は、こうした拉致問題の現状についても理由に加えるよう求める決議を採択しました。