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【小保方さん手記】
「悪の象徴にされた」と恨み節 「殺意感じさせる」毎日記者を名指し非難 揺れる心情、被害者意識-赤裸々に
「仕掛けられたわな」
「これまでの生き方全部が間違っていたのか」「自分の過ちによって起こったこと」といった自責の念。「(マスコミの)取材攻勢は殺意すら感じさせるものがあった」「張り巡らされた伏線によって仕掛けられた罠(わな)」などの恨み節。STAP細胞をめぐる騒動の主人公だった理化学研究所の元研究員、小保方晴子氏が28日、講談社から出版した「あの日」と題する手記には、一連の経緯についての謝罪から、被害者意識に満ちた反発まで、小保方氏の揺れ動く心情が赤裸々につづられていた。
小保方氏は前書きで「世間を大きくお騒がせしたことを心よりお詫(わ)び申し上げます」と謝罪。「私はここまで責められるべき悪人なのだと思うと、(中略)呼吸をすることさえ悪いことのように思えた」「これまでの生き方全部が間違っていたのか」「ただただ涙がこぼれた」と自責の念を吐露した。一見、すべてを明らかにして懺悔(ざんげ)するかのような印象を受ける。
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