お義父さんと呼ばせて #02【お義父さん そんな家族でいいんですか?】 2016.01.26


(大道寺保)結婚してください!
(花澤美蘭)待ってたその言葉。
よろしくお願いします。
結婚するから私。
(花澤紀一郎)あぁ〜!ニチバ産業どうなったんだよ。
(小松川)ここにきて競合がいるらしくて。
この帝洋物産ですよ。
例のニチバ産業の件どうなってる?理詰めで追い込め。
そうすれば必ず折れる。
この人大道寺保さん。
私の彼氏。
はい?51になります。
私と一緒?
(葉理男)同級生って。
私は本気です。
もういい出ていきます。
今日は帰んなさい。
やっぱり結婚っていうのはさ俺たちだけがするもんじゃないよ。
みんなに祝福されなきゃ。
(静香)手紙持ってきましたよ。
俺はあの男との交際だけは認めない。
あの男のことだけは絶対に認めないからな!お義父さんに気持ち伝わったかな?よしもう一押し。
新しいの…。
はぁ〜。
・ウォ〜ン!
(ナレーション)
太郎が遠ぼえしている。

こんなことは太郎が生まれて初めてのことだ。
・ウォ〜ン!
何だか嫌な予感がして…。
・ウォ〜ン!
(真理乃)もう〜うるさいな太郎。
家族の誰もが…。

(昭栄)がぁ〜…。
もう〜!
(昭栄)がぁ〜…。
あまりよく眠れなかった。
ぐぅ〜…。
保っちゃんの身に何もなければいいが。
はぁ〜。
クゥ〜ンいびき?
(葉理男)いびきだけじゃないよ!俺のベッドも毛布も勝手に取るしもう勘弁してよ。
全然眠れないよ!
(真理乃)昨日は太郎も遠ぼえしてたしね。
うるさかった〜。
でじいちゃんも遠ぼえしてたと。
(昭栄)いびきが何だ。
戦争中はなジャングルで爆弾の音を聞きながら寝たもんだ。
じいちゃん79だよね?戦争には行ってないよね。
行った人に聞いたの。
何だよそれ!あのさぁ。
あっごちそうさまでした。
ごめんヤバいお母さんちょっとごめんね。
(葉理男)ねえとにかくさ部屋何とかしてよねえ。
うん。
(葉理男)じゃないと俺出てくよ。
いや聞いてる?待ちなさい美蘭。
あっごめんちょっと急いでるからさ。
この先どうするつもり?えっ?えっじゃないわよ。
大文字さんのこと。
大道寺ねちなみに。
このままごまかして済むと思ってるわけじゃないわよね。
そう言われても…。
私も結婚には反対してるのよ。
えぇ〜そんな〜。
私だけじゃない。
葉理男も真理乃も賛成はしてないはずよ。
べつにあの2人は…。
結婚したら義理とはいえ兄弟になるのよ。
それでいいの?まあそれは…。
とにかく軽い気持ちで結婚なんて考えるもんじゃありません。
しっかりみんなを説得できないかぎり私も許しませんから。
今日きめるぞ。
行くぞ。
どうかうちの小松川を男にしてやってください。
お願いします。
(車田)部長さんの接待最高だったよ。
朝一で待たれてこれされちゃあ負けたよやまびこさんには。
担当部長!オマール君はやまびこさんに預けた。
ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとうございます!ニチバ産業の新商品車内の簡易トイレオマール君。
帝洋物産を差し置いてうちが受注できたんすね。
いいかこれがビジネスだぞ。
ううっ…。
真心さえ通じれば帝洋にだって勝っていけんだ。
部長!自分は一生部長についていきます!大げさなんだよお前は。
部長!皆まで言うな皆まで。
お前の気持ちはもうわかったから。
部長〜!皆まで言うなって。
バス出ちゃいましたけど。
ばか野郎お前そういうこと皆まで言えよお前。
(小松川)あぁ〜。
ちょっと待って!お前1時間に1本しかないんだぞ。
待って!
(真理乃)何で遠ぼえなんかしたんだろう。
何か訴えてるんだよね。
秘密の悩みでもあるのかな〜。
まさか。
ねえそれよりどうすんの?お兄ちゃん本当に出てくよあの人神経質だから。
じゃああなた同じ部屋になる?やだよ〜。
(昭栄)リフォームで部屋を分けるしかないな。
(真理乃)聞こえてたの?老人ホームなんて簡単に見つからん。
当分いるぞ俺。
(真理乃)開き直って脅さないでよ。
(静香)リフォームねぇ。
・ピンポーン!
(インターホンの音)
(昭栄)おっ早速業者が来たか。
(静香)まだ呼んでもいないじゃないですか。
はい。
(砂清水)お久しぶりですおかあさん。
あっ…。
(砂清水)砂清水LAから帰ってきました!はははっこんにちは。
(砂清水)あぁどうもこんにちは。
美蘭さんはお元気ですか?おはよう。
あっおはようございます。
おはようございます。
おはようございます。
おはようございま〜す。
おはようございます。
・おはようございます。
はぁ〜。
お父さんはともかくお母さんが反対したのはちょっと意外で。
いつもは私の意見尊重してくれるんだけどね。
でもお義母さんの言うとおりだと思うよ。
やっぱ結婚っていうのはさ家族みんなに認めてもらわなきゃ。
うん。
でもさミーちゃんの家族ってすばらしいと思うんだよね。
だってホームに入っちゃったおじいちゃんわざわざ連れ戻してきたんだろ?なかなかできることじゃないよな。
いやわざわざ出戻ってきたんだけど…。
えっ?あっううん。
とにかく結婚したらさ俺もミーちゃんとこの家族の一員になるわけじゃない。
あのさもう1度ご両親に会わしてもらえないかな。
あぁ〜いやでも…お父さん相当かりかりきてたから。
それは一拍置いたほうがいいと思うな。
そっか。
でもわかった。
そこまで言ってくれるんならう〜ん…うん!まずはともかくうちの兄妹説得してみる。
ほんと?うん。
じゃあさ2人と外でどっかで会おうよ。
俺もじっくり話してみたいし。
店探しとくよ。
うんありがとう。
そうだな2人と会うのがいいなうん。
ニチバ産業どうなった?
(柳本)うまくいきました。
今日の午後一で発表します。
会社ってところはどんな秘密が隠されてるともかぎらん。
今一度よく検証しとけ。
わかりました。
はぁ〜あぁあぁ〜。
おかしいと思うでしょ?話聞いても。
(希和)はい常務と同い年でバツなし独身っていうのは…。
何か絶対秘密あるよね。
でも娘さんが枯れ専だったとは。
枯れ専?枯れた男の人専門って意味です。
あぁ最近若い人の間で増えてますよ。
う〜ん。
(愛)お疲れさまです。
・ピンポン!
(エレベーターの到着音)全然わからないなそんなの。

(砂清水)アントニオ!常務あの僕…。
ちょちょっと…。
やっぱりアントニオ常務はかっこいいな。
(愛)あの方資源課の人ですよね。
(水嶋)そう娘さんの知り合いらしいよ。
それで常務を慕ってるって。
へぇ〜。
えっ?タイプ?はははっ全然。
あははっ。
そうだよね。
あははっ。
はははっ。
どういうことですか!べつに決まったわけじゃないんだ。
ちょっと近い近い…。
相手は51歳のじじいだっていうじゃないですか。
あのさあの俺も…。
ありえない!だまされてんです美蘭ちゃんは。
ピュアだから彼女は!アントニオ常務!あのさあのアントニオか常務かどっちかにしてくれない?絶対何か裏があるはずです。
あれ?えっでも君さ美蘭に振られたよね確か。
いやあれは…若気の至りです。
どっちの?常務!とにかくこれだけは言えます。
この砂清水誠美蘭ちゃんのためなら…。
ふぅ〜。
死ねる!はい。
ごめんちょ何何何?シャネルが何?んんっ!ふぅ〜。
死ねる!はい…ちょっとうるさい。
静かにして。
あっはい。
よ〜しやるぞ俺は!おぉ〜お疲れ。
おい。
(千代)部長すごいですね競合で帝洋に勝つなんて。
だろ?年間3,000万の売り上げゲットだぞ。
3,000万だぞお前。
何か俺の人生ついてきたよほんとに。
ははっ。
でも何かうまくいき過ぎて裏があるっていうかオマール君に秘密みたいなのないでしょうね?えっそれどういう意味?欠陥商品みたいなこと?あるわけないじゃん。
だって俺のここで…。
ピンポン!きっちり試してんだからオマール君。
ははっははっ。
部長。
どうした?
(千代)これってニチバ産業帝洋に300億で買収されちゃったってことですよね。
ああ。
(小松川)ちくしょ〜。
あいつらが狙ってたのはオマール君じゃない。
会社丸ごとだったんですよ。
(千代)でっかい秘密だなこりゃ。
(河野)恐るべし帝洋。
300億か。
さすがやることでっけぇな総合商社は。
オマール君試してる場合じゃないぞこれ。
さい先悪いぞこれ。
秘密?うん。
なきゃおかしいでしょほんとはバツがあるとか。
あぁ〜あれだ。
うちの財産狙いだ。
ねぇ。
あぁもう絶対そうだ狙ってんだうちを。
ねぇ。
もう1回会ったらどうですか?えっ?あれこれ詮索するより直接聞いてみればいいじゃないですか。
まあねそりゃねそうだけどね…。
結局まだどんな人かもよくわからないしどういう訳で美蘭を好きになったのかも何も聞いてませんよ。
うん。
まあ秘密の1つや2つ大人ならあると思いますけどね誰だって。
ドン!反対なの?結婚。
いやべつにどうでもいいけどどん!ってやるのやめて。
どうでもいいならいいじゃんねっ。
う〜んまあでもあんな義理の弟が欲しいかって言われたらいらないね絶対。
ドン!ちゃんと会って話せば好きになるからねっ。
(葉理男)わかったわかったからどん!やめて。
どん!した?今。
した。
だってさ砂ちゃんのほうが100倍いいじゃん。
砂ちゃん?うん。
砂清水さんね。
帰国したらしいね。
あんな人いないよ下から慶応でアメフト部で帝洋物産入ってておまけに車はレクサスって。
どうでもいい。
第一お姉ちゃんにほれてんだよ。
19のお姉ちゃんに一目ぼれしたって。
そんな人いる?いやいないよ〜。
今日だってさ会社行く前に成田から直行だよ。
で事情を聞いたら号泣だよ。
(回想)け!D7k:’!)7k:’!)
(静香)いえまだ7hまったわけじゃないんですけど。
51歳!?50…51歳?
(静香)美蘭のほうから好きになったらしくて。
あの人ちょっとおかしいんだよね。
でもそんなことはどうでもいいんだけどさ。
お願いとりあえず顔出すだけでも。
う〜ん。
去年お父さんが買ってきたシャネルのバッグくれる?うんべつにいいよ趣味じゃないし。
OK〜ダン!じゃあまあ顔だけ出すわ。
さっぱり。
はい4名でそれじゃあ失礼しま〜す。
はなざわきいちろう。
だいどうじたもつ。
お父さんはともかくお母さんが反対したのはちょっと意外で。
いつもは私の意見尊重してくれるんだけどね。
はなざわしずか。

(真理乃)まだこんなお店あるんだ。
あの人さ接待先とかしかお店知らないの。
これでも頑張って探してくれたんだと思うよ。
いやまあべつにいいんだけど。
(葉理男)そうだよ悪いよただのおじさんなんだからさ。
(着信音)ちょっとごめん。
あぁどうもどうも。
あっあぁ…。
今日はわざわざありがとうございます。
あっあの先日はほんとにどうもすいませんでした。
えっと葉理男君に真理乃ちゃん。
はい。
はい。
今日はあの大いに食べて飲んであの大いに語り合いましょう。
(葉理男)大いに…。
ごめん!ちょっと今会社から連絡あって顧客のサーバーがダウンしたらしくてすぐ行かなきゃいけなく…。
(葉理男)えっ!?ほんとごめんほんとごめん。
まあでもせっかくだからね今日はゆっくり後は若い人たちで。
…ってまあ若くないけど。
はははっ。
ちょっとわかってると思うけどあれだめだからね。
わかってるよ。
後は頼んだよ得意の接待で。
ねっねっ。
じゃあそういうことでほんとごめんね。
(葉理男)ちょっと。
(真理乃)えっお姉ちゃん?ごゆっくり。
じゃあまあよろしくお願いします。
(葉理男)あぁよろしくお願いします。
じゃああのまず飲み物はどうしますか?あっ私ワイン。
ワイン…。
(葉理男)何にされます?へぇ〜キャピタル電機のマーケティング。
ええ。
仕事楽しい?いやべつに。
何ていうか給料分は働いてますって感じですかね。
ふ〜ん。
他に何かやりたいことでもあるんだ?いえ特には。
ほぉ〜。
(葉理男)まあサラリーマンやるなら安定性とブランドで選んどいたほうがいいかなってぐらいで。
あぁ安定性とブランドだよねやっぱね。
ふ〜ん。
真理乃ちゃんはワイン好きなんだ?うん。
ふ〜ん。
あれ真理乃ちゃんってさあれモデルやってんだよね?あぁまあ。
やっぱ何かショーとか出てんの?
(真理乃)いやまあ雑誌のモデルなんで。
あぁそう。
でもやっぱり夢はあれ?「パリコレ」とかああいうのに出るのが夢?ふふっ。
(真理乃)いやべつに。
普通に大学出て働くと思いますよ。
あぁそうだよね。
普通にもう大学行っちゃあ働いちゃったほうがいいもん。
ふ〜ん。
おいしい。
(葉理男)30年ずっと営業一筋?ははっ。
(葉理男)よっぽど面白いんですね。
いや面白いっていうか…。
あれ葉理男君はあんまり仕事楽しくない?う〜んあぁもうちょっとやりがいのある仕事っていうか僕にしかできないことやりたいなとは思うんですけどね。
へぇ〜。
彼女は?モテるでしょ?恋愛ってコスパ悪くないですか?コスパ悪くない?
(葉理男)お金もかかるし時間も取られるしだったら今は自分の好きなことやってたほうが楽しいかなって。
へぇ〜そりゃ楽しそうだ。
(真理乃)反対?いやべつに反対はしてないですよ。
えっそうなの?それうれしいな。
(真理乃)お姉ちゃんが枯れ専だったのは意外だけどまあそういうのわからなくもないっていうか。
へぇ〜そうなんだ。
でも普通はお金があるとか業界に顔が利くとかもっとつきあうメリット考えると思うんだけど。
まあそのへんがお姉ちゃんらしいなって。
へぇ〜じゃあ真理乃ちゃんは彼氏とかつきあうときメリットとか考えんの?当たり前じゃないですか。
誰だって本音はそうでしょ?みんなそうだよそりゃ。
やっぱり世代の違いなのかな。
(千代)部長お電話です。
あっじゃあこっち回して。
はい。
はいもしもしお電話代わりました。
(昭栄)あぁ俺だ。
久しぶり。
はっ?何かさこのパンフレットのさこの部分見てさお前んとこもリフォームやってんのかって。
あっよく見つけたねこんなの。
もしやってんだったらこのフォーチュンホームにリフォーム頼むからお前責任者として来いって言うのよ。
でもこれ直接関係ないでしょ?まああんまり関係ないんだよね。
リフォームの部品の一部分やってるだけだから。
だけどさこれチャンスっていえばチャンスだと思うんだよね。
もしほらおじいちゃんのお墨付きが付けば俺大手振ってほらミーちゃんちに行けるわけだし。
えぇ〜どうせたかるつもりなんじゃないの?じいちゃん。
ふったかられた。
たか…たかられた?もう?たかられたもう。
えっ!?ほら。
ちょちょちょ…「吉祥寺小ざさ羊羹群林堂豆大福浅草亀十どら焼き」?まあでもこんなのお安い御用だよ。
とにかくさ土曜日もっかいミーちゃんち行こうと思うから頼むつきあって。
あぁ〜。
あっていうか昨日ごめんねどうだった?今日も朝早かったからまだどっちとも話してないんだけど。
うんまあばっちりっちゃあばっちり。
おっ。
いいことは言ったよ俺は一応。
このあとはニチバ産業の内々の懇親会です。
ここには同期のニチバの新社長になる宇津井さんも見えます。
あのさぁ。
はい。
51歳まで結婚できないのってさどんな秘密があると思う?難しいですねあんまり考えてみたことないですけど。
う〜んほんと困ってるのよ絞りだしてみて。
はあう〜ん…競輪競馬パチンコなどのギャンブル狂い多額の借金癖女と遊び過ぎての浮気三昧殴る蹴るの壮絶な暴力犯罪歴極めて特殊な性的指向…。
もういいもういいもういいうん。
いや何か全部当てはまってそうだよ。
気分悪くなってきたよ。
女将さんはご結婚は?あぁ〜残念。
(宇津井)おう!宇津井久しぶり〜。
(宇津井)おうアントニオじゃなかった花澤久しぶり。
う〜んイタリー以来か?ああ。
あっ何だか悪いね。
何かめんどくさい仕事押しつけちゃって。
いや〜何言ってんだよ。
昔からだろそれは。
はははっ!あっまあまあこっちへ。
今日は前のニチバ社長と主要役員後は何人かの部長と取引先を数人呼んでる。
まあ単なる顔見せだ。
5分で帰ってもらっていいよ。
じゃあそうさせてもらうわ。
ちょっとね疲れててね。
(宇津井)お待たせしました。
是非うちの常務が挨拶したいと駆けつけましたのでお時間を少々いただけますでしょうか。
あっ申し訳ありません花澤ちょっと次がありますので乾杯の挨拶だけさせていただきます。
いやもう少しいさせてもらうかもよ。
えっ?あはははっ。
いや〜うれしいよ。
つきあいの悪いお前がこんなゆっくりしてくれるなんてな。
いやいやいやねったまにはこうして現場の声も聞かないとね。
う〜ん。
あっこれですよこれこれこれ絶品なのが。
わかさぎですねこれね。
ほんとにおいしいんですけどねこれ。
あっどんどんいっちゃってくださいもう。

(車田)失礼します。
常務新規開発部の車田と申します。
是非一献。
あっでは頂きます。
珍しいよ〜。
こいつこういう日本式が大嫌いでね。
いつもはワインしか飲まねぇんだよ。
いえいえ大丈夫ですよ。
ところであの…あの方は?私と変わらない…。
(車田)取引先のやまびこ商事の人です。
随分熱心にやってくれましてね。
ほう。
新社長さあさあさあ…新社長どうぞ。
えっ俺?新社長じゃないですか。
あはははっ。
おめでとうございます。
あぁ〜ありがとありがと…で誰?あはははっ。
(車田)あの方顔に似合わずすっごい達筆。
それでまめに礼状くれるんですからそりゃやられちゃいますよね。
なるほどね。
あの方独身ですよね?ええ。
こっちのほうは?さあ〜おねえちゃんのいる店そんな好きでもないし仕事一本の真面目な人じゃないですか?ほう…秘密がないのか。
えっ?秘密?あっいやいやいや。
あの方の?ありますよそりゃあ。
こっち呼びます?いやべつに呼ばなくても…。
(宇津井)あはははっ!でもさ買収先の社長つってもさラインからは要するに外されたわけだからさ。
でもまあ出世コースできゅうきゅうとしてるよりはいいよ。
きゅうきゅうとして生き残った口なんですかね?あはははっその最たるもの。
あぁ〜そうですか。
(宇津井)まあ社長の金魚のふんだよ俺に言わせりゃ。
でもあれでしょ?あのご家庭は円満なんでしょ?知らねぇ。
知らねぇって。
だけどさこっちのほうはお盛んみたいでさ。
賢いからめったなことではバレないようにやってると思うよ。
えっえっでもあの奥様あんなにお美しいのに。
女房と畳は新しいほうがいいっていつも言ってるよあいつ。
あはははっ!何すかそれ女房と畳は新しいほうがいいって。
(車田)大道寺さん。
はい。
(車田)こっちこっち。
そちら…。
(車田)そうそうそうそう。
はい?
(車田)さあさあさあ…。
(宇津井)ご指名です。
失礼します。
はいはいわかりました向かいます。
さあどうぞ。
どうぞどうぞどうぞ…。
失礼します。
大道寺さん。
はい。
そろそろなんじゃない?はっ?
(車田)何すっとぼけてんの。
いついくかいついくかってうずうずしてるくせに。
ははははっ。
取って置きのをお見せしますから。
さあ常務もお待ちだよ。
じゃああの…お盆用意してもらえますか。
(車田)待ってました!
(拍手)お盆?お盆。
・そりゃ
(かねと三味線と太鼓)・かっぽれかっぽれ
(一同)・甘茶でかっぽれ・・ヨーイトナヨイヨイ・・沖の暗いのに・白帆がぇ〜あ〜ェ見ゆる・・ヨイトコリャサ・・あれは紀伊の国・・ヤレコノコレワイサ・・ヨイトサッサッサ・みかん船じゃえ・サテおかわりおかわり・・かっぽれかっぽれ
(一同)・甘茶でかっぽれ・・かっぽれかっぽれ
(一同)・甘茶でかっぽれ・・かっぽれかっぽれ
(一同)・甘茶で
(歓声)
(拍手)・・かっぽれかっぽれ
(一同)・甘茶で
(歓声)
(拍手)ちょっとねえどういうこと?家に呼んだって。
担当者が来るのは当然だろうが。
担当者?いやいや違う違ううん。
ただリフォームの部品を扱っている会社の人でしょ。
来たいっていうのにしょうがないだろ。
リフォームしなきゃならんうちしか建てられん自分のかい性を恨め。
な…なん…。
まあいいじゃないですか。
それとも何か会ったら都合の悪いことでもあるんですか?こっちにあるわけないよ。
じゃあいいじゃない。
いやほんとに…ちっ。
えっ?まだ会社?まだ顧客のサーバー直んなくて休日出勤してるの。
まだもうちょっとかかると思うな〜。
終わりしだいすぐ帰るから。
ちょっと待ってよじゃあ俺1人で行くの?まあとりあえずおじいちゃん待ってるから行くけどさ。
俺1人じゃ緊張しちゃうからできるだけ早く来てね。
あぁ〜ねえあのさ。
えっ?大丈夫だとは思うけど絶対バレたらアウトだからね。
あの秘密だけは。
わかってるよ大丈夫だよ大丈夫。
それじゃあね。
ちっ参ったな行くかとにかく。
クゥ〜ンお前も不安なんだろなぁ。
だからほえてんだろずっとなぁ。
・ピンポーン!
(静香)は〜い。
・ピンポーン!あっどうも。
あっこんにちは。
すいません今日は。
いえとんでもないです。
あの先日は本当にありがとうございました。
(静香)いいえどうぞ。
はい。
あれ?こんにちは。
おうこんにちは。
こんにちは。
こんにちはあははっ。
(昭栄)おう。
こっちこっち。
はいはいただいま。
ワン!かわいい。
(静香)あははっ。
どうぞ。
おじゃまします。
あぁ〜。
(葉理男)あぁあぁあぁ…。
すいませんすいません。
(静香)あははっどうぞ。
すいませんちょっと緊張しちゃって。
(静香)あははっ。
急ごうただいま!よいしょこらしょどっこいしょ。
(真理乃)へぇ〜じいちゃんが呼んだんだ。
いたんだ。
いたよ。
悪い?べつに。
そんなこと言ってないじゃん。
悪い?悪い?ねえ。
よいしょ。
あの〜ちょっと狭くなりますけどこの真ん中に壁作ってこう部屋を2つにするとかでどうでしょう?う〜んきっちり全部持ってきたな。
会社はしょぼいが仕事はできるなあんた。
ありがとうございます。
あの…念のために言っておきますけどもあの〜本当の担当者は別ですから。
私は様子を見にきただけで。
うん。
総監督ってことでいいよ。
あの意味わかりますか?担当者別。
私様子見。
うん。
2つ関係ない。
だから総監督だぞ。
OK?OK。
へへっ。
(葉理男)俺の部屋大丈夫だろうな。
じゃあ材料と工事は発注しときますんで。
うんご苦労。
これからも見にこいよ監督。
ははっはい。
おぉ〜かわいいね。
タダでとは言わん。
ふふっ。
おい高いぞこれ。
あっいやそれはまずいです。
おじいちゃん。
それまずいです。
気にするな。
金はうなるほどある。
今度はな福砂屋のカステラ頼むぞ。
あぁ…。
(昭栄)3,000円のほうな。
それはわかりましたけどこれは結構ですんでまだ仕事中ですんで。
おじいちゃんほんとほんとおじいちゃんおじいちゃん。
(昭栄)うん!はい。
はははっ。
はぁ…。
さあほい。
すいませんありがとうございます。
1杯だけはい。
あぁ〜。
う〜ん。
ほれ。
ありがとうございます。
(メール着信音)はっ!嫌な予感的中。
じいちゃんこれあんこ食いながらワイン飲むっておかしいでしょだって。
(昭栄)いけるじゃんか。
何か盛り上がってるね。
全くひとの家に上がり込んで一家のあるじに挨拶もなしだね。
おとうさん。
(葉理男)下にお茶菓子ありますって言ったら今来るって。
そう。
お父さんのマルゴー開けてたよ。
はぁ?はぁ?はぁ?はぁ!?・
(戸の開閉音)どうも。
(静香)あっ…どうぞそちら。
あぁはい。
ふふっふふふふっ。
(昭栄)おい。
ワインもっとくれるか?
(葉理男)あぁ…うん。
奥さんお構いなしでね。
あぁ〜あ。
やっぱいい家だなここな。
あははっ葉理男真理乃!来い!こっちほら。
飲もうぜ一緒におう。
(静香)何だか今日は随分ご機嫌。
来い!おら。
(着信音)・クゥ〜ンワン!ワン!ちょっと君私に何か話すことがあるんじゃないか?えぇ?ねぇ仮にも先日あんなことがあったあとただずるずるうちに来られても困るんだが。
おとうさん。
あぁ話すことはいっぱいありますよ。
ちっ!はぁ〜。
何かさ何かうそくさいんだよあんたたちね。
はっ?葉理男!はい。
お前よあれではおかしいだろお前。
お前親のコネでお前会社入ったんだろ?そんななのにお前自分のやりたい仕事じゃないとかお前自分にしかできない仕事?お前入社2〜3年目でお前。
大体なお前面白い仕事とかなその人にしかできない仕事なんてお前こんだけしかないんだよこんだけしか。
なっ?大体お前あれだよ自分に折り合いつけてもっとやんなきゃだめだよこつこつとよ。
俺なんかよお前プライドお前まるごとははははっ大根おろしみたいにくっちゃくちゃにしてたよ。
ははっはぁ〜。
それでもやんだよお前仕事なんだよお前。
真理乃!
(真理乃)はい。
お前よ〜お前男とつきあうのお前メリットが欲しいってお前おかしいんじゃねぇかお前。
何でお前そんな損得感情でお前つきあっちゃうってよ。
お前あれだろ?お前大したモデルじゃねぇんだろ?なぁ?だったらあれだよお前エージェントにだまされちゃってさ海外にでも売り飛ばされちゃえよお前。
・ドナドナドナドナ子牛を乗せて…ちゅうやつだよ全くしょうがねぇほんとによ。
はぁ〜あ。
お義母さん!はい?もう俺はすんごいわかんないんだけどさ奥さんはさこの男のさどこがいいの?はぁ〜。
何で結婚したの?どこ好きになったのよ。
大体ねこの男はね見えと体裁だけで生きてんのよ?ねぇ。
あのねははっ女房とね畳みはきれいなほうが…きれいか?何だあれ新しいか。
いいかげんにしろ!お前にそんなこと言われる筋合いはない。
あはははっ。
何偉そうに説教してんだこのかっぽれ野郎!かっぽれ!かっぽれ。
あぁ〜あはぁ〜。
とにかく俺ねあんたらが嫌いだな大っ嫌い!ほんとに嫌い。
ただいま〜。
よく言った!あぁ〜。
遅かった〜。
気持ち悪ぃ。
申し訳ないっす。
うえ〜!あぁ〜くそ出ない。
うえ〜。
あぁ〜出ない。
くそ。
あぁ〜何やらかした俺。
ヤバい。
(真理乃)酒癖悪い?
(葉理男)ていうかワイン飲んだときだけああなっちゃうんだって。
今日のはほんと謝る。
ほんとすいませんでした。
申し訳ない。
あっ。
すいません。
あっありがとうございます。
あぁ〜。
陰陽師さん。
いや大道寺です。
さっき私に主人のどこが好きになったのかって聞きましたよね。
すいません何にも覚えてなくて。
あなたは?どうして美蘭を好きになったの?あぁ…いや。
親として聞かせてください。
あの…。
中華屋が。
えっ?あぁいやあの中華屋っていうかあのラーメン屋がうちの近所にあるんです。
ええ。
ラーメンとギョーザぐらいしかないもう小汚い店なんですけども俺たまにそこ行って飲むんです。
あっそこでビールです。
ビールなら全然大丈夫なんで。
はあ。
仕事でうまくいかなくなったときとかそういうときそこに行って飲むんです。
居酒屋とかだとあの周りの人たちが楽しそうにしてるんであんまりそういうの見るの好きじゃないんで。
そこの店だったらみんなただ黙って飲んで食って静かにしてるんで。
私も…ただ黙って何本か飲んで区切りつけて家に帰るんです。
であるときミーちゃんとデートしてたとき…あっミーちゃんって呼んでます美蘭さんのこと。
ミーちゃんがどうしても俺の行きつけの店行きたいって言うんで。
あの…俺あんまり店知らないんですよ。
知ってる店つったら仕事の接待とかで使ってる店なんであんまりそういうとこミーちゃんに連れていきたくなかったんで。
で…。
どうしても俺の行きつけの店行きたいって言うから連れてったんです。
あっ座んな。
うん。
ギョーザとビールとかでいいかな。
うん。
すいませんギョーザとビール。
・はいよ〜。
そしたらそこのギョーザ食ってミーちゃん笑ったんです。
おいしいって言って。
うん!おいしい!俺その笑顔見たときオーバーかもしれないですけど世界が違って見えたっていうか。
いつものギョーザとラーメンの匂いが染みついた壁まで何かぱ〜って花が咲いたみたいになって。
そのミーちゃんの笑顔見たとき…。
この笑顔だけは手放したくないって思いました。
この笑顔のためだったら何だってできるって思いました。
そんなこと思ったの初めてでした。
そう。
はい。
お話ありがとう。
もう何で飲んじゃうかな…っと!危ないもう。
(静香)とにかくこれから毎週来るみたいですよ。
リフォームの状況見に。
いやだって関係ないでしょあいつは。
だっておじいちゃんが呼びつけるんですもん。
嫌と言えないでしょ。
それにしたってねえあれはないぞ?大嫌いだつったんだぞうちの家族が。
でも案外間違ってなかったかもしれませんよあの人の言うことも。
ワインで悪酔いが秘密か〜あの男の。
秘密の1つや2つ誰にだってありますって。
・「Yell」寝よっか。
あっ太郎今日遠ぼえしないね。
ほんとだ。
狼の遠ぼえは群れから離れた仲間を引き戻すためだという。

だとしたら最初に保っちゃんを仲間だと認めたのは太郎かもしれない。

こうして保っちゃんの秘密は1つ明らかになったけど実は私の知らないもっと大きな秘密が保っちゃんにはあって。
おえ〜!はいもういっちょはいいった?出ない。
あっ出ない?もう。
おえ〜!あぁもう出せやもう!
その秘密が後でシャレにならない事態を招くんだけど…。

もう時間なのでそれはまた。
サリュー!
絶対に美蘭を諦めさせる。
お父さん?俺ミーちゃんのこと幸せにできるかな?大道寺さんはね美蘭を幸せにする自信がなくなったんだって。
誰が幸せにしてほしいなんて頼んだ自分で幸せになるんでしょ。
2016/01/26(火) 22:00〜22:54
関西テレビ1
お義父さんと呼ばせて #02[字][デ]【お義父さん そんな家族でいいんですか?】

遠藤憲一VS渡部篤郎 カレと父は同じ歳!愛とプライドを賭けて、2人の51歳のおじさんが激しくバトル!はたして、幸せな結婚へと無事に辿りつけるのか!?

詳細情報
番組内容
花澤家と保(遠藤憲一)の顔合わせ翌日、紀一郎(渡部篤郎)と美蘭(蓮佛美沙子)の間には朝から不穏な空気が。気まずい美蘭はそそくさと家を出ようとするが、静香(和久井映見)に呼び止められ、自分も保との結婚には反対だと言われてしまう。一方、出社した紀一郎も早速、秘書の希和(中村アン)に美蘭の件を相談。51歳でいまだ独身、しかもバツなしの保に何か秘密があるのでは……とにらむ。

その頃、美蘭はもう一度両親と
番組内容2
話したいという保に、真理乃(新川優愛)と葉理男(中村倫也)と4人で食事をしようと提案。静香にまで反対されたことに少なからずショックを受けた美蘭は、再び両親とたいじする前に、まずは兄妹から説得しようと考えたのだ。しかし当日、食事の途中で美蘭は職場に呼び戻されてしまい、残された保、真理乃、葉理男の3人は……。

しばらくして、自社が買収した会社との懇親会に顔を出した紀一郎は、集まった関係者の中に保の姿を
番組内容3
見つけ、驚く。そして、チャンスとばかりに保の素性を探っていると、目の前に衝撃的な格好をした保が現れ、その姿に紀一郎は絶句してしまう。

週末、昭栄(品川徹)に呼び出された保は、紀一郎に醜態をさらしたことを引きずりながらも、再び花澤家に向かっていた。するとそこへ、仕事で家に不在の美蘭から電話が。
「わかってるよね……絶対ばれたらアウトだからね。あの秘密だけは」。そうくぎをさされた保は——!?
出演者
遠藤憲一 
渡部篤郎 
蓮佛美沙子 
新川優愛 
中村倫也 
山崎育三郎 
中村アン 
 ・ 
品川徹 
和久井映見
スタッフ
【脚本】
林宏司
【主題歌】
超特急「Yell」(SDR)
【オープニングテーマ】
HY「極愛」(ユニバーサルJ/ASSE!! Records)
【音楽】
木村秀彬
【演出】
星野和成・植田尚
【プロデューサー】
安藤和久(関西テレビ) 
萩原崇 (関西テレビ) 
遠田孝一(メディアミックス・ジャパン) 
清水真由美(メディアミックス・ジャパン)
ご案内
番組公式ホームページ
http://www.ktv.jp/otosan/index.html

番組公式Twitter
〈公式〉お義父さんと呼ばせて
〈ドラマ〉#お義父さんと呼ばせて

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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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