ひるブラ「達人と冬の森で遊ぼう!〜北海道・下川町〜」 2016.01.27


生字幕放送でお伝えします
私は今、雪の積もる森の中。
北海道下川町に来ています。
ザ・北海道な雪景色澤部さん、いかがですか?
美しいですよ、本当に。
雪の妖精さんが現れたと思いましたよ。
妖精ですか。
すぐ調子に乗ります、すいません。
実は、この雪に覆われた冬の森、実はいろいろな遊び方があるんですよ。
きょうは森を楽しむ達人の皆さんに案内していただき冬の森を満喫したいと思います。
秋元さん!
雪男だ!逃げて!秋元さん!
澤部さん、雪男ではなくこちらが森散策の達人の富永紘光さんです。
澤部さん!こちらにも森の遊びの達人がいます。
木のアートを楽しむチェーンソーアートの達人です。
音が聞こえてきました。
木をチェーンソーで削って作品を作ります。
チェーンソーアートの達人木霊光さんです。
地元の森林組合で働きながら仕事の道具を使って創作活動を行っています。
木霊光さんです。
なぜ木霊さんが創作活動を始めたのか。
それは、ここ下川町には豊かな森が広がっているからなんです。
周囲を豊かな森に囲まれた下川町。
町の面積の9割が森林。
この豊富な森林資源を活用し住民が中心となった町づくりが盛んです。
このチェーンソーアートの達人木霊さんも町づくりを行っているお一人なんです。
木霊さんが作った作品町内の神社ですとか役場にも置いてありますしチェーンソーアートの技を観光客に披露してるんです。
木霊さんが作った作品こちらに用意していただきました。
澤部さんにご覧いただきましょう。
優しそうな感じが出てますけど。
これ、チェーンソーですか?
チェーンソーで作りました。
まだありますよ。
その隣。
こんなものを。
これ、木の上にフクロウがのっています。
ちょっとうつむきかげんかな。
でも、かわいい。
さらに、こちらも大作。
木霊さんこれはどういったことをイメージしてるんでしょう?
鳥の精霊なんですけど女性を鳥の精霊鳥の女神と見立てて作った作品です。
鳥ということで澤部さん、分かります?こちらにも鳥。
ワシ。
頭、肩、全部鳥になってるんですね。
これ、全部チェーンソーですか?
チェーンソーで作りました。
チェーンソーアートなんですけど海外でも大会が行われています。
アメリカやヨーロッパで盛んなんですけどもこれまで、木霊さんは世界大会でこれまで5回優勝しているんです。
実は先週、オーストラリアで大会がありましてそこでも優勝しました。
そのときの様子です。
木霊さん、これはどんなものを作ったんでしょうか?
これはネーチャースピリッツといって自然の中の精霊を見立てた作品です。
表情もいい表情をしてますが振り返ってどうでしょう?
ことし最初の大会なんで優勝できていいスタート、切れました。
作るのにどれくらい時間かかったんでしょう?
4日と半日です。
下川町を意識されてるわけですか?作るときは。
いや、そういうわけじゃないんですけど下川という自然の恵まれた中で生活してるのでその中で感じたものを作品にぶつけて作ったものです。
そんな木霊さんにきょう、番組中に作品を作っていただきます。
番組中といっても残り20分を切りましたね。
その作品の途中経過は、私がお伝えしていきます。
木霊さん、お願いします!ゴーグルを着けました。
チェーンソーのエンジンが…。
世界の達人の技がこれから披露されます。
澤部さん、秋元です。
私たちは富永さんと一緒に森の散策を楽しみたいと思います。
冬の森といいますと、辺り一面雪に覆われてるだけに思うかもしれないんですけどあるところに注目してみるとおもしろいものがたくさんあるんですよ。
見つけました…あ!まず、こちらです!だいぶ、積雪量がありますので。
こちらの幹に注目してください。
幹を見ると、ところどころ剥がれているのが分かりますかね。
はがれてますね。
ちょっと色が変わってますよね。
そして、手元には木の皮も落ちています。
なんでか分かりますか?澤部さん。
そういう木の…冬の働きなんですか。
みずから、はがれていくという。
富永さん教えていただいてもよろしいでしょうか。
実はですねこういう樹皮がはがれたのはエゾシカが角をこすりつけたり冬場の食べ物として皮を食べたりもっと下のほうにはエゾヤチネズミなどの野ネズミが餌を食べていたりそういうふうにした跡がこういうふうに残ってます。
餌が少なくなる冬もこうして森は動物の命を支えていて、冬の動物たちの息遣いを感じることができるんです。
だいぶ上もはがれてたじゃないですか。
それも?
だいぶ上も、こちらもアカゲラは…。
実はこれは鳥しか届かない位置なのでこれはアカゲラなどの野鳥がつついて虫を食べたりして皮をはぎました。
富永さんのNPO法人では子どもたちと、森を楽しむイベントをやっています。
イベントが開かれるのはNPO法人が所有する広さ2.3ヘクタールほどの森です。
月1回子どもたちの遊び場として開放。
森の達人と一緒に冬の森の中自由に遊ぶことができます。
木を揺らして頭の上に大雪を降らせるなど木々と触れ合いながらいろいろな遊びを考え出します。
冬の森も、おもしろいんですよ。
子どもたちもすごく楽しそうに遊んでましたが私もちょっと体験してみたいのでいいですか、富永さん。
ちょっといってみますか。
また埋もれないでくださいよ。
大丈夫ですよ!ここら辺かな。
何してんのよ。
どうですか?
なんか、すごい本当にサラサラの粉雪で、スノードームの中に入ったみたいな気分です。
確かにきれいだった、今。
そのあとちょっとぶざまでしたけど。
しっかり立っててくださいよ。
でも、なんか童心に返って大人も子どもも雪遊びできますね。
ほかにも冬の森には思いがけない楽しみがあります。
なんと、冬でもお花を楽しむことができるんですよ。
ご覧ください。
見えてきましたかね。
澤部さん。
あー!え?あれ?これは?
すばらしいリアクションありがとうございます。
ツルアジサイという植物なんですけれども秋から冬にかけての乾燥した空気にさらされてこうしてドライフラワーになって落ちていたり、こうして見ることができるんです。
私が持っているのが、こちら。
ツルアジサイという植物なんですね。
6月から7月に…。
初夏ぐらいはこの茶色い部分がすごい真っ白ですごい美しく見えます。
お部屋に飾ってもいいですよね。
澤部さんのために持っていきますね。
粉々になるでしょ、たぶん。
飛行機の中で。
そして、私たちの足元注目してみてください。
見たことありますか?
なんかしてますね。
富永さん、こちらは。
これはスノーシューといいます。
西洋かんじきともいうんですけどちょっと秋元さん歩いてみますか。
ちょっとついてきてください。
ちょっと散策してると体がぽかぽかしてきてすごい、いい運動になります。
ちゃんと歩けるんですね。
だいぶ深いですね。
やはり雪が。
北海道ならではの。
木の下いきます。
富永さん、私もそれ必要でしたかね。
あると楽ですね。
ここで下りましょう。
本当にさらさらの雪で本当に危なくないですよね遊んでいても。
秋元さん、あんなところに雪のベッドがありますね。
その辺、いいですね。
夢のようなやつ!
一回やってみたかったやつですね。
あったかいですね。
布団とか欲しくないですか?
布団、欲しいですね。
もう十分ですね。
下りましょう。
まだまだ楽しみ方たくさんありますよ。
こちらの木トドマツの木なんですよ。
そして、近づいてみてトドマツの幹をこうやって触ってみるとよく見ると、ところどころ膨らんでるところがあるんですね。
触るとやわらかい部分がありまして…。
この森は富永さんと皆さんが管理されているのでちょっと触って破いてみてもいいですか。
どうぞ。
失礼します。
見えてきましたかね。
こちらは、脂袋と呼ばれるもので中に松やにが詰まっています。
もう一回やってみますね。
出てますね。
うわ!
だいぶ粘着質のあるやになんですけどもかいでみると、爽やかなとってもいい香りがします。
さらに、トドマツは幹だけではなくて葉っぱを使っても楽しむことができるんです。
こちらを使ってエッセンスオイルをとることができます。
私たちも富永さんと一緒にエッセンシャルオイル体験してみたいと思います。
ところで、チェーンソーアートはどうなってるんですかね?
木霊さんによるチェーンソーアート作り始めてから、およそ10分が経過しました。
風が吹きますと白い雪そして、黄金色の木の粉が舞います。
少しずつ形が変わってきましたけども澤部さん、どんなもの作ってるか分かりますでしょうか?
顔があるんじゃないですか。
なかなかいいところをつきますね。
風が強くなってきましたけども木霊さんによりますとチェーンソーアートのポイント大まかなデッサンが大事だということなんですね。
われわれ、細かなところによく目がいきますけども全体のバランス大まかなデッサンが一番大事だということで今回、果たしてうまくいったんでしょうか。
チェーンソーを握っているのは木霊光さん。
日本最北のチェーンソーアーティストです。
チェーンソーアート歴14年。
これまでに作ったアートはおよそ6000体です。
木霊さんにお話を伺ってみましょう。
ここまで作りましたけども作業のポイントは?
全体のイメージとバランスがうまくいくかというところですね。
どんなことを思いながら作ってるんでしょう?
一心不乱で何も考えてないです。
間に合います?
大丈夫です。
残り10分を切りましたけれどもね。
秋元さんが合流しました。
完成まで…お?横?なんだろう?楽しみですね。
頑張ってください。
秋元さんほっぺた真っ赤っかですよ。
本当ですか?さっき、楽しんでたので。
これから私たちはトドマツの蒸留体験を富永さんと一緒に体験したいと思います。
いってきます。
完成まで頑張ってください!
これからどんな作業が待っているんでしょうか。
あともうちょっと形を整えて細かいところを進めていきます。
残り時間僅かですがお願いします。
下川町からのチェーンソーアートこれから佳境に入ってまいります。
格好いいな。
チェーンソーの音が下川町の森の中に響き渡ります。
完成まであと少しです。
澤部さん。
室内に入ってきましたがこちらでは先ほどのトドマツの蒸留体験ができます。
こちらが蒸留装置です。
いい香りが本当に部屋中に広がってるんですがこの容器に葉っぱを詰め、下から水蒸気を送り込んで葉に含まれる香りの成分を抽出していきます。
出てきた成分の香りをかいでいきますと…。
あ、なんていうんですかね…目が覚めるような爽やかな香りが、ふわーっと広がって、森がぎゅっと詰まったにおいがします。
本当に濃厚な森の匂い、木の匂いがすごく広がりますね。
リラックスできる香りですがこちらのエッセンシャルオイルはお風呂に入れたりリラックスしながらお風呂に入れるとリラックスしながら楽しめますし、お手紙や名刺に垂らしても相手に喜ばれますよね。
上澄みになってるものがエッセンシャルオイルなんです。
抽出されてぎゅっと詰まったものなんですね。
遊び心あふれる使い方ができそうです。
富永さんありがとうございました。
さらに、下川町では作品を作ってる方もいらっしゃいます。
佐藤咲子さんです。
こちら、胸元のブローチご覧ください。
ほっこりするような温かいデザインなんですけど実は、これ白樺でできてるんですよ。
佐藤さんは白樺の皮を使ってさまざまな作品を作ってらっしゃいます。
こちらに並べていただきました。
小物やアクセサリーもありますね。
お弁当箱ですかね。
ちょっと温かみがあって本当に手触りもいいですし。
ほっこりしますよね。
これが白樺の皮です。
その皮を薄くはいで加工するとこちらのような形になります。
白樺の樹皮はしなやかでやわらかいので折れないんです。
そして編み込んで加工することでいろいろな作品を作ることができるんです。
こうした白樺樹脂の細工は北欧などでも盛んなものなんですよ。
さらに白樺はこんな楽しみ方もあります。
白樺で作られたカップと白樺の葉を煎じたハーブティーそして、ラスクです。
作品だけではなく本当にむだがないですよね。
かわいいな、このコップも。
温かみがあって…。
じゃあ、いただいていいですか。
あったかい。
ほのかに甘みが広がりますね。
木の香りが、ふっと。
優しい香りですよね。
外から帰ってきたからなおさらあったかい気持ちになりました。
新芽だけじゃなく樹液もとれるので地元のパン屋さん入れて作ってもらったラスクです。
よかったら召し上がってみてください。
いろんな楽しみ方があるんですけどチェーンソーアートどんな感じになってるんでしょうかね。
羽隅さん。
澤部さん、こちらチェーンソーアートもう少しで完成です。
今、最後の仕上げの部分をやっています!最後の仕上げの部分。
まもなく完成となります。
木霊さんありがとうございました。
木霊さんから今回の作品は?
これは秋元さんを山の精霊に見立てて作ったものです。
私!
ちょっと似てるわ!
(雁助)よしよし…。
2016/01/27(水) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「達人と冬の森で遊ぼう!〜北海道・下川町〜」[字]

北海道の森で冬の遊びを楽しみます。丸太がみるみる芸術品に大変身。チェンソーアートの達人が登場!トドマツから絞りだす香り高いアロマオイル。冬の大自然を満喫します!

詳細情報
番組内容
【ゲスト】秋元才加,【コメンテーター】澤部佑,【司会】羽隅将一 〜北海道・下川町から中継〜
出演者
【ゲスト】秋元才加,【コメンテーター】澤部佑,【司会】羽隅将一

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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