未来広告ジャパン!「日本の貿易とこれからの工業生産」 2016.01.27


(カノ)買い物に行ったらさ服が安く買えてさ。
(キラト)えっ何買ったんですか?コートなんだけど。
おはよう。
プロジェクトメンバーのしょ君。
局長…。
(2人)おはようございます。
さっそくだが今日のテーマは…貿易って外国からものを買ったり外国にものを売ったりすることですよね。
そのとおり。
今日は「日本の貿易と工業のこれから」について調べてCMにまとめてくれ。
ではここで局長クイズ!日本が輸出する品物でいちばん多いのは自動車。
では外国から…こむぎや肉などの食料。
原油や石炭などの燃料や原料。
シャツなどの衣料。
さあどれだ?う〜ん…外国からいろんな食べ物を買ってるから食料かな。
中国製の服をよく着るから衣料。
2人とも残念でした〜。
正かいは燃料や原料でした。
そっか〜。
でもなんでだろう?それはこれを見たまえ。
海に囲まれた日本。
くらしに欠かせない多くのものを海外から輸入しています。
輸入品でいちばん多いのは燃料や原料などのしげんです。
燃料は車を動かしたり電気をつくったりするのに欠かせません。
原料とは工業製品などをつくる材料です。
これらのしげんは日本であまりとれないため多くを輸入にたよっています。
これは鉄の原料…輸入された鉄鉱石はせい鉄所で加工されます。
熱でドロドロにとかされよ分な成分を取りのぞいてかたい鉄に加工されます。
その鉄からつくられるのが自動車などの機械製品です。
日本でつくられる自動車のおよそ半分はアメリカなど外国に輸出されます。
原料を輸入し製品に加工して輸出する。
これを加工貿易とよびます。
日本は加工貿易で大きな利えきを得てきました。
しかし近年中国や韓国などアジアの国々の工業も発達し日本のライバルとなっています。
働く人にしはらう給料が日本より安くすむため製品をより安く生産はん売できるからです。
日本をささえてきた加工貿易がピンチなのか。
世界では競争がはげしくなってるんですね。
どうしたらいいのかなあ。
(2人)あっミツキさん。
競争に勝つための方法もあるわ。
じゃあぼくみたいな「イケメンスタッフ〜!」が売ればたくさん売れるってことですか?全然ちがうわ。
これを見て。
ここはオーストラリアの鉱山。
日本の大手建せつ機械メーカーがつくったきょ大ダンプカーが働いています。
とれた鉄の原料を運ぶダンプ。
その運転席をよ〜く見ると…。
なんと人が乗っていません。
このダンプは人工えい星を通じて管理センターとつながっています。
センターは1,500キロもはなれた町にあります。
ここからの細かい指じにしたがい無人ダンプはまるでロボットのように正かくに動きます。
運転手の休けいを考えなくてもよいので24時間働き続けることができ作業もどんどん進みます。
この無人運転の仕組みもダンプをつくる日本のメーカーが開発しました。
こうした仕組みを持つこのダンプは世界中で活やくが期待されています。
すごい!ダンプというものをつくって売るだけじゃないんだ。
そうだ。
同じものを売る時でもこれまでにない価値を付け加えて売る。
つまり付加価値が求められている。
そしてこれは同じ会社がつくっている付加価値のあるパワーショベルだ。
え〜付加価値ってどこ?
ぼくはさっそく調べることにしました。
やって来たのは…
こんにちは。
若山キラトといいます。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
山田といいます。
やっぱりパワーショベルは見た目は本当に大きいんですね。
本物は。
パワーショベルは地面をほったりけずったりする建せつ機械です
ショベルの長さはどれぐらいあるんですか?約10メートルぐらい。
10メートル。
いったいどこに付加価値があるんだろう。
パワーショベルを組み立てる工場にさがしに来ました
何が付加価値なんだろう?
どうやらその答えはとなりの建物にあるようです
パワーショベルの付加価値ってなんですか?ひみつは通信ネットワークにあるんですよ。
通信ネットワーク?はい。
うちの機械は一台一台が通信ネットワークでつながっているんです。
実はこの会社の建せつ機械にはアンテナやセンサーがついていてそこからじょうほうが発信されます。
世界中のじょうほうが通信ネットワークを通してこのセンターに集まるのです
この赤い点一台一台がうちの機械が今どこで働いてるかをしめしています。
今げんざい?そうです。
地図の赤い点一つ一つは今その場所のパワーショベルにエンジンがかかっていることをしめしています。
だから点が多く集まっている場所ではたくさんの機械が動いているとわかります
一台一台のくわしいじょうほうは通信ネットワークを通して管理する係の人に知らされます。
タブレットをのぞかせてもらうとオイルや部品の交かんなど長く安全に使うために必要なじょうほうが表じされています。
例えばこの機械。
エンジンオイルはあと461.4時間働くと次の交かん時期とわかります。
いじょうが起きる前にオイルや部品の交かんをしたり機械の調子を整えることでこしょうや事こをふせげるのです
この仕組みはインドネシアでも活やくしているそうです
この国では2万台の建せつ機械が働いています。
山おくのげん場の機械の調子が悪いと連らくが入りました。
以前はどこに不具合があるのか調べたり部品を取りよせたりするのに時間がかかっていました。
今はセンサーからのじょうほうのおかげで必要な部品を持ってすぐにかけつけることができます
車両のどこがおかしいか修理に行く前からわかるのですぐに整びできます。
お客さんからすごく喜ばれています。
このように付加価値をつけた製品を生み出すことによってこの会社は世界第2の売り上げをほこっています
どうです?こうやってデータを集めると今どの国のどの地いきで工事がたくさん行われているかがわかるので建せつ機械を売りこむのにも役立つんだそうですよ。
よく調べたな!付加価値のある日本のものがもっと世界に広がっていくといいですね。
ああ。
じゃあCMにまとめよう!はい!
日本が得意としてきた貿易…
外国との競争がはげしくなり新しい技術新しいサービス付加価値のあるものづくりが求められている。
ちえをしぼって日本の製品をこれからも世界へ!
(2人)ジャパン!こうして見ると日本のものやサービスまだまだ負けてませんね。
そうだなあ。
あっ実はカノ君のタブレットにはGPSがついててね今どこにあるかがわかるんだ。
あっ!ラーメン屋に向かってる。
サボってるんですね。
じゃあ…わたしも行こうっと!そうじゃないでしょう。
2016/01/27(水) 15:30〜15:40
NHKEテレ1大阪
未来広告ジャパン!「日本の貿易とこれからの工業生産」[解][字]

「日本の国土と産業」を学ぶ小学5年社会科番組。日本の未来を考える「ジャパン広告社」の取材現場やCM制作を通して、日本の産業や自然環境、社会のなりたちを探る。

詳細情報
番組内容
舞台は、日本の未来を考える広告を手がける「ジャパン広告社」。その取材の過程での発見や、取材結果をCMの形にまとめていく様子から、日本社会が特徴的な自然環境やさまざまな人々の活動によって形づくられていることを知っていく。今回のテーマは「日本の貿易とこれからの工業生産」。長く日本経済を支えてきた加工貿易について学ぶとともに、海外との競争のなかで変わりつつある日本のものづくりについて見ていく。
出演者
【出演】狩野英孝,若山耀人,遠藤三貴,芋洗坂係長,【語り】濱中博久

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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