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十四話 マジックアイテム
俺とポッポちゃんは、ゴブリンの縄張りへと突撃をするリザードマン達の群れと、並行しながら移動して、その塊へと投擲と魔法攻撃を加えていく。
ポッポちゃんは俺の肩に乗っかって、リザードマン達に向かって魔法を撃っている。
走る俺から落ちまいと、俺の鎧に爪を立ててへばり付いている。鎧を買ってよかったよポッポちゃん。
子供の体の俺に対して、カラス以上の大きさのポッポちゃんは、結構視界の邪魔なのだが、彼女は楽しそうに攻撃をしているので良しとした。そして、顔間近にあるポッポちゃんの体から発せられる、鳥の匂いが俺の鼻腔をくすぐる。癖になりそうだよポッポちゃん。
ポッポちゃんを存分に堪能した所で、俺も魔法攻撃を再開した。
毎度の霊樹の白蛇杖を片手に持ち、ファイヤーアローを撃ちこんでいく。低レベルの魔法なのだが、俺の加護と魔法の杖のお蔭で効果が増し、着弾したリザードマンを火だるまに変えていく。
十発程度を撃ち込んだ所で、魔法使いリザードがこちらに向かって水の槍を撃ってくる様になったので、一時撤退する事にした。
リザードマン達の群れはそのまま進行方向を変えずに、ゴブリン達が陣取っている所へぶつかっていく。
既に用意が整っていたゴブリン達は、余裕を持ってこれを対処して見る見るうちにリザードマン達を後退させる事になった。
この結果は当然だろう。
今までは二百匹いたリザードマン達を相手にやり合っていたゴブリン達だ。群れの半数程、約百匹のリザードマンを失っている彼らには既に勝ち目は無いのだ。
平均的な強さではリザードマンに分があれど、突出する強さを持つ存在は全て魔法使いリザードの周辺にしかない。次第に数を減らすリザードマン達に対してその結果、次々と存在進化をしてくゴブリン達が出始め、一気に形勢が傾き出す。
俺は頃合いだと思い、ポッポちゃんと共にリザードマン達の裏へと回り、魔法使いリザードとの決着を付ける事にした。
リザードマン達にも当然、偵察部隊の役割をする奴がいて、俺が近付いた所、直ぐに発見されてしまった。
俺の隠密スキルはまだまだなのだろう。
自身の周りに水の塊を浮かせている魔法使いリザードの周りには、存在進化しているであろう精鋭部隊が取り巻いてるだけで、雑魚は見当たらない。その後方では今だ激しい戦争を繰り広げているゴブリンとリザードマンが見える。
さて、取りあえず一発投げてみるか。
止められる事は分かってはいるが、投擲は俺の一番の取り柄なのだ、試さずにはいられない。俺は先ず自分にブレスを掛け、それから鉄の槍をマジックバッグから取り出して、軽い助走を付けてから投擲した。
俺が用意をしている間、魔法使いリザードもただ見ているだけでは無く、水の槍を飛ばそうとしてきた。
だがそこは、ポッポちゃんが援護をしてくれて、風の魔法を撃って壁を展開させたり、飛んできた水の槍を華麗に避けたりと大活躍をしてくれる。
ポッポちゃんは攻撃力は低いのだが手数で補っているし、距離を取っているので攻撃を容易に回避出来て、かなりうっとおしい存在になっている。
正直リザードマン達も鳩の攻撃にビビり過ぎな気がするのだが、当たれば痛いのだから仕方ないか。
俺の投擲は当然水の壁に阻まれるのだが、今回はブレスを使っているのと距離も前回よりは近い為、水の壁に突き刺さってもその速度が余り落ちずに、護衛のリザードマン達も泡を食って槍を叩き落としていた。
次にファイヤーアローを数発放ってみたが、これは水に対して相性が悪いのか、簡単に防がれてしまったので直ぐに止めて、再度槍の投擲に切り替えた。
そうこうしていると、魔法使いリザードの後方から一体のゴブリンが槍を持って突撃してきた。
「ゴブ太! 周りの奴をやれ!」
俺とポッポちゃんの相手で精いっぱいだったのか、不意を突かれたリザードマン達は、ゴブ太君の突撃をもろに受けその懐へと侵入を許してしまう。
俺の命令通りゴブ太君は精鋭リザード達を突き殺していき、俺もポッポちゃんもこの好機を逃す事無く、投擲と魔法攻撃で援護していく。
リザードマン達が大混乱に陥る中、魔法使いリザードは水の塊を、持っている杖に纏わせて太い鞭でゴブ太君を攻撃した。
体を押しつぶす様な水の鞭を、頭の上からもろに食らったゴブ太君だったが、両手で身を守りその場で踏ん張る事でそれに耐えていた。
あの調子ならあと数発食らっても大丈夫だろう。
俺はそれに安心して、壁が無くなった魔法使いリザードに、距離を詰めて攻撃を行っていく。精鋭リザード達が自らを盾にして守っているが、壁が無いので俺の投擲でそれも直ぐに倒れてしまった。
残るは魔法使いリザードだけなのだが、俺とゴブ太君とポッポちゃんに囲まれて、逃げ出そうとした所をゴブ太君のドロップキックを食らって派手に吹き飛び、気絶してしまった。
ゴブ太君が魔法使いリザードを掴み上げ、まだ争っているゴブリンとリザードマン達の元へ戻ると、地に響くほどの咆哮を上げ、魔法使いリザードにバックブリーカーを決めると、そのままその体を引きちぎり全身を鮮血に染めてしまった。
ゴブ太君……、バイオレンスが過ぎるぞ?
真っ赤な血を浴びながら、勝利の雄たけびを上げるゴブ太君に争いの場は釘付けになり、戦いは終了を迎えた。
残るリザードマン達は、自分たちのボスが殺された事で既に勝ち目はない事を悟ったのか、素直に武器を捨て投降に応じる。約四十匹程の数が残っているが、取り込めばゴブ太君が上手くやってくれるだろう。
俺がやる事はもう無いと判断して、魔法使いリザードが持っていた杖を回収しに行くことにした。
ゴブ太君がドロップキックを食らわせた時に、同時に飛んでいたので少し探すのには時間が掛かったが、ポッポちゃんが茂みの中で見つけて咥えて持ってきてくれた。
手に取って改めて見てみると細く小さな杖で、銀色をした金属で出来ている。
俺は鑑定を使ってこの道具を確かめてみた。
名称‥【天水の杖】
素材‥【銀】
等級‥【伝説級】
「うひょおお、伝説級来たっ!」
俺はキャスから聞いた等級の説明以外にも得た情報から、伝説級と言われる物は大多数がアーティファクトだと知っていた。
当然これもそうであり、この世界の宝と言っても過言では無い一品だと理解した。
俺は早速使ってみる事にした。
使用方法は分からないが、効果は分かっている。リザードマンの使い方を参考にすれば、自分の周りの水を自在に動かせるのだろう。
俺は天水の杖を手に持って、水を動けと命じてみたが、一向に何も起こらなかった。
いやいや、そうだよね。水無いもんね。
俺は生活魔法と呼ばれる、低級魔法のサモンウォーターを使い、水を発生させ地面に水をまき散らし、再度天水の杖に意識を集中して水を動けと念じて見た。
すると地面に水たまりを作った水が振動しだしたかと思うと、俺の周りをふよふよと漂いだした。まるで無重力状態で水を浮かせたかの様な状況に俺は興奮してしまう。
ポッポちゃんもその光景を面白そうに見ており、飛び上がって浮かんでいる水を飲もうとしたり、水の塊に突撃したりと楽しそうにしている。
ふと地面を見てみると、地面に吸収された水分は動かせないのか、湿ったままでいた。俺は少し効率が悪いと思ったので、気合を入れて湿った地面にある水も動かしてみようとしたのだが、僅かに波打つだけで浮かんでは来なかった。
出来ないなら水などまた出せばいいと思い、再度サモンウォーターで水を出し浮かばせていく。次は浮かんでいる水の塊を思い通りの形にしたり水の壁を作ってみたりと遊んでみた。
俺が操作できる水の量が、リザードマンより少ないようだが、この差は何なのだろうか?
魔法関係で言ったら魔法技能しか思い浮かばないのだが、この検証はスキルのレベルが上がらない限り分からないだろう。
そう言えばリザードマンはゲーム的考えで言ったら、水属性な気がする。もしかしたら、種族特性でもあるのだろうか?
最後にリザードマンが攻撃手段にしていた水の鞭と槍を試して見た。
これは水量が少ないので両方とも細く短いのだが、中々の威力が出ている。リザードマンの攻撃が水で押し潰すならば、俺の方は弾くと言った所だろう。鞭は地面位ならば余裕で抉るし、的にした木は表面位ならば簡単に削れた。
この威力ならば十分実用可能範囲だろう。
更に言えば、水を用意していればMPを消費しない所が素晴らしい。考えたら俺のマジックバッグには大量の水が保存してある。これを使えば何時でもこのアーティファクトが使えると言う事だ。
俺はこの結果に満足しながらゴブリン達の元へと戻った。
戦後処理と言っていいのだろうか吸収される事になったリザードマン達は大人しく言う事を聞いている。この場に作り出された大量の死体は、俺が以前やっていた地面に埋める処理をゴブ太君達は覚えていたのか、敵味方問わず全て埋めていた。
それを見たリザードマン達の心は、少しだけゴブ太君に傾き始めた様だ。
リザードマンの縄張りは少し集落から離れているので、棲家を如何するか悩んでいたみたいだが、一部のリザードマンをゴブリン達の集落へ住ませ、それ以外は元居た場所で過ごさせる事になった。
沼地の様な水気が多い場所を好むリザードマン全部移動させても無理が出そうなので、俺が提案してみたのだが呆気なく受け入れられた。
ゴブ太君のイエスマンぶりが凄まじいが、一部を人質的に引き取るのだし問題ないだろう。人質に関しては時間が経てば必要も無くなるだろうし。
その後、元の場所に戻るリザードマン達に少数のホブゴブリンを付けて帰し、ゴブリン集落に来るリザードマンを引きつれて戻る事にした。
その後は当然の様に宴会が始まるのだが、今回は俺が大量に持ってきた食材や酒を提供して、大盛り上がりを見せる事になった。
酒の存在は老ゴブリンや老コボルト、南の方に居たゴブリンやオーガなどは知っていたが、少量が冒険者が持っていた物等、南から流れてくる程度で大半のここに居る亜人は味わったことが無かった。
その為か、初めて飲んだ酒に飲まれまくる亜人が大多数だった。
その中でもゴブリンデュークであるゴブ太君や、オークキャプテンであるボーク君などは、耐性があるのか飲み対決を始める程で、水に強そうなリザードマン達もかなりの頑張りを見せていた。
当然俺は飲んでいない。今日ぐらい飲んでも良いのだろうが、未成年の体に与える影響を考えると飲まない方が良いだろう。俺は日本で酒なんて散々飲んでいる。本当の子供でも無いので、こんな物は幾らでも我慢できるのだ。
ポッポちゃんは興味があったのか、飲みたいと言ってきたので、一番高いワインを特別にあげてみた。ブドウの芳醇な香りを漂わせるワインをアルコールに戸惑いながらも、ちびちびと飲んでいたのだが、直ぐに酔っぱらってしまったのか、俺の膝の上で寝てしまった。
しかし、ゴブ太君が俺と出会った初めの頃に、名前を彫って上げた木の皿を、未だに使っているのが少し可愛かった。筋肉隆々の鬼みたいな姿をしてるだけに、ギャップが大きい。
俺は屍の様にぶっ倒れている亜人達の中を抜け、俺が使っていた小屋に戻り今日は眠る事にした。
◆
今日からはやっとこの集落に来た目的が果たせる。
まずはこの群れのボスである、ゴブ太君に相談をする事を始めた。
「対価を支払うから、ゴブリン達を働かせて欲しいんだけど、良いかな?」
俺がそう言うとゴブ太君はそんな物は必要無いと言いだすが、未だに俺の事を王と言う彼の事だし、まあこれは予想できていた。
俺にブラック企業の社長になれと言うのか! と、彼に全く通じないだろう事を言い、捲し立てる事で無理やり納得させ、今回この為に俺が持ってきた食料や酒、家具等で支払う事になった。
話は纏まったので、早速縄張りの情報に詳しい者達を集めて、街で買った植物図鑑を見せながら周辺にありそうな植物を検討させていく。
これには老ゴブと老コボルトが非常に役立った。
この辺では図鑑の四分の一程度の植物しかなかったのだが、その中でも毒やポーションの材料になる草や花などを集める事が出来る事が分かった。
亜人達にすると使わない物ばかりでなので、全滅させない程度に取ってきてもらう事にした。
また、ポーションの材料の雫草も今回の注文に入れて置いた。
次に以前この縄張り内を、鑑定しながら歩いていた時に見つけていた、ウルシノキから漆を集めてみる事にした。
これは街の木工屋や高級宿屋の支配人から聞いた話で、漆自体は使われている可能性はあるのだが、この世界には漆器が無い事は分かっている。
俺は金を稼ぐ手段の一つとして、漆器作りを試して見ようと思っているのだ。
簡単な漆の作り方は、何気なく見ていたテレビ番組を覚えており、収集した漆の温度を軽く上げて、布などで濾過をしてならせば基礎的な物は出来上がるとの事だった。完璧な物は無理かもしれないが、試行錯誤をすれば何とかなりそうである。
問題は収集方法だ。
ウルシノキを傷つければ、修復の為に樹液を出すのは分かっているが、番組で放送していた伝統の収集方法は全く覚えていないので、木を傷つけて受け皿を取り付ける事で、取集できる様にする事にした。
ウルシノキにはゴブリンやコボルト達は近づきたくないらしく、全力で拒否をしていたので、何も言わないリザードマン達に作業をさせる事になった。
試しに一本の木を傷つけて、一日置いた後に滲み出ていた樹液をほんの少し、パッチテスト的にリザードマンの肌につけて反応を見てみたのだが、全く被れた様子も無いので彼らが漆の怖さを知らない理由が分かった。
ちなみに俺は、木から離れて指示だけを出していた。最初は木の下に居たのだが、物凄くむずむずしてくるので、早々に退避したのだった。
新顔のリザードマン達も、仕事が出来た事を喜んでいるみたいなので、非戦闘員の多い東の本拠の方でも漆を集めさせる事になった。濾過作業も教えておいたので、後は彼らに任せる事にする。
コボルト達に、出来るだけ大き目な磁器を作らせて保存させ、絶対に触るなと伝えておいた。
更に漆器の元になる木器を作らせる事にする。これには器用なコボルト達に木工用具を提供して、街で買った見本の木器を渡す事で量産をお願いした。最初の頃は酷い出来だったが、次第に慣れた様で一部のコボルトは匠かと思わんばかりの働きをしてくれた。
取り敢えず最初の取っ掛かりは済んだので、次は持ってきたジャガイモや豆などの畑を作る事にした。
これにはゴブリンを畑仕事に当てる。
俺が開墾で得た知識を全て伝えて農地を作っていく。途中からは俺の出番も無くなったので、自動で出来上がっていく畑作りを見るだけになった。
暇なら暇で魔法技能の訓練や鑑定をなどを、上げながら作業を見守る中、数日で一部の畑が出来上がったので、後は俺が出来る事は寝て待つだけと判断して、次の行動へと移すことにした。
俺がこの地に戻ってきた最後の目的は、もう一度あのダンジョンがあった場所に戻ってみる事だ。あの場所にあった小型魔力炉や水龍の水差しと言った、マジックバッグに入らなかった物を出来るならば回収したかったからだ。
また、もう一度あの場所を掘れるのであれば、当分はルーンメタルやミスリルを集めたいと言う目的もあった。
その事をゴブ太君に話すと、絶対に付いて行くと言うのは分かっていたのだが、今の状況でボスが離れるとかはあり得ないだろうと説教をして、俺とポッポちゃんで森の北へと向かったのだった。
俺とポッポちゃんはブレスを掛けて走り続け、一日半程でたどり着いた森の北部には、北の山脈に沿って横一列に長く続く谷が広がっていて、俺が居た所より幅が数倍は大きく広がっている。
周辺で一番高い木に登ってその長さを確認してみたのだが、森に隠れてしまい全貌は見えなくとも、見える範囲に端が無くどこまでもこの谷が続いている事が分かった。
俺がダンジョンから出た所は、谷の端では無く途中の個所だったと理解した。
東と西、どちらへ進めば元居た場所に辿り着くかさえ分からなかったのだが、ポッポちゃんの一度行った場所なら大体の方向が分かる機能のお蔭で、俺は東へ進む事になった。
改めて見てみるとこれは谷では無くて地面の裂け目なのだろうか、適当な名前が思い出せない事に少しのいらだちを覚えたが、直ぐにそれも消し飛ぶ事になった。
俺の探知の範囲は谷を越えて、向こう側の森へと及んでいるのだが、その向こう側にキマイラレベルよりかは弱い気配が多数かかる事が分かったからだ。
ゴブリン達の話を聞く限り、この谷に今まであった結界の様な物が、亜人や魔獣などを近づけさせなかったとの話は本当だったのだろう。
俺がダンジョンに居た頃には感じなかった、気配の大きさに及び腰になりながら向こう側の森を覗いていると、ポッポちゃんが「主人あそこあそこ」と騒ぎ出した。俺は言われるままにその場所を見てみると、谷の向こうから身の丈四メートルは有りそうな大猿がこちらを覗いていた。
長い牙と角を生やした赤毛の大猿は、こちらより先に俺たちの存在に気づいて居たのか、俺が見つけた時には既に俺たちの事を見ていた。
こちらが気付いたからか、大猿は威嚇の声を上げているのだが、どうやら谷を越える事は出来ないらしく、ウロウロと谷の淵をうろついていた。
それを見て俺は少し安心して見ていられる様になったのだが、又それも直ぐにかき消される事になる。大声を上げていた所為か分からないが、俺が気付いた時には大猿の首に一匹の虎の様な生き物が食いついていた。
俺は一瞬の事で理解が出来ず固まってしまった。
気配を察知させる事無く、あれだけの大きさの猿の首を食い千切った虎に目が離せなかったのだ。どうやらあの虎はこちらには興味が無い様で、一瞥しただけで殺した大猿を食べ始めた。
俺達は刺激をしない様に静かに谷から離れて行き、一休みする事にした。
緊張を解きながら先程の事を考える。
あの虎はどう考えても隠密の様なスキルを持っているのだろう、そしてどこから現れたのかさえも、分からない素早さで大猿を食い殺していた。
大きさはあの大猿に比べれば大分小さかったが、地球の虎よりは大きいだろう。そんな存在が谷を隔てて存在してると考えると、寒気がして来る。この辺は谷の幅があって本当に助かった。
今後も何かが南下してくる可能性が有るのだろうが、基本的には飛ぶことが出来るタイプの魔獣なんだろう。
とは言え、探知スキルだけは早めに上げた方が良いのは分かっている。
見えていなくとも相手の強さが分かるこのスキルは、俺の生存率を相当上げているのだから。
だが、分かってはいるが地味すぎてどうしようもない。ダンジョンから出て自由になり、他に魅力的な事があるのでどうしても疎かになる。
いっその事、ゴブリンを大量に捕獲して繁殖させてスキル上げ工場でも作るべきだろうか?
いや、別に亜人じゃなくても狼とかで良いのか。
そんな事を考えながら俺たちは、このままビビっていても仕方が無いので、再度谷沿いに進むことにした。
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