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甘利大臣が辞任を表明「閣僚・甘利明にとっては誠に耐え難い事態」

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27日夕方、甘利大臣は会見を開き、『週刊文春』が報じた二度の50万円の授受について認め(政治資金規正法に基づき適切に処理したと説明)たほか、事務所秘書が500万円の謝礼のうち300万円を私的に費消していたことや接待を受けていたことが判明したとし、秘書の辞表を受理したとした。一方、S社社長からA秘書が電話で口裏合わせを持ちかけられていたことなども明らかにした。

その上で、甘利大臣は以下のように述べ、閣僚を辞任することを明らかにした。

私はアベノミクスの司令塔として安倍総理より日本経済の舵取りを任され、この3年間、国務に命がけで取り組んでまいりました。デフレの脱却・経済再生と財政健全化の二兎の追求、成長戦略の実行実現、社会保障・税一体改革の推進、そしてTPPの推進など、不眠不休で取り組んでまいりました。

舌癌の病床においても、経済財政諮問会議の席上でも、あるいはTPP国際交渉の現場においても、この国の未来に思いを馳せなかったり、国政に心を砕かなかったりした瞬間は一瞬たりともありません。国家・国民のために文字通り全身全霊で取り組んで参ったという自負があります。

しかしながらその一方で、気がつけばその代償としてとしか言いようがないんですけれども、私の政治活動の基盤である地元事務所および私を支えてくれる秘書の問題で国民の皆様に対し大変恥ずかしい自体を招いてしまった事実が判明をしました。

国政に貢献をしたいとの自分の迸る情熱と、自身の政治活動の足元の揺らぎの実態とその落差に気がついた時に、天を仰ぎ見る、暗澹たる思いであります。

この一週間、報道された事案の真の内容を知れば知る程、一体全体、何故こんなことが起こったのか、自問を繰り返す日々が続きました。同時に、なぜ秘書は自分に報告・相談をしてくれなかったのか、忙しすぎて地元に目が向かなかったことが原因かなどと、深い悔恨の思いが澱のように溜まってまいりました。一介の秘書ではなく、よりによって地元事務所長という事務所を統括する立場の人間がその道を外れてしまったこと、いやそれ以上に、そうした事態に至っていることをおよそ報道されるまで見逃してしまった自分自身を責めました。

もはや統括すべき人間が不在となる以上、事務所を一から立て直す責任は支部の代表者たる私自身にあります。改めて地に足の着いた政治活動を実施していく責任が、衆議院議員としての私にはあります。

今回の事案報道により、野党の皆様に経済演説を聞いていただけないばかりか、国会審議にも支障を来しかねない事態となりました。このことは、本来安倍政権を支える中心的立場の人間が、逆に安倍政権の足を引っ張るという、安倍内閣の一員としての閣僚・甘利明にとっては誠に耐え難い事態であります。

何よりも希望を目指す強い経済を推進してきた閣僚・甘利明がそのポストにあることを理由とされて、重要な予算審議に入れないなど、いささかといえども国政に停滞をもたらすことはあってはなりません。私自身に関わることが、権威ある国会でのこの国の未来を語る建設的な営みの足かせとなることは、閣僚・甘利明の信念にも反します。

閣僚のポストは重い、しかし、政治家としてのけじめをつけること、自分を律することはもっと重い。政治家は結果責任であり、国民の信頼の上にある。

たとえ私自身は全く関与していなかった、あるいは知らなかった、従って何ら国民に恥じることはしていなくても、私の監督下にある事務所が招いた国民の政治不信を、秘書のせいと責任転嫁するようなことはできません。それは私の政治家としての、生き様に反します。

安倍内閣は経済最優先で取り組み、我が国の経済はゆるやかな回復基調が続き、ようやく、もはやデフレではない、という状況までやってくることができました。15年以上つづいたデフレの重力圏から脱却できるかの瀬戸際にあります。デフレから脱却し、強い経済を実現するためには、本予算および重要関連法案の一刻も早い成立が求められており、その阻害要因となるものは取り除いていかなければなりません。もとより私もその例外ではありません。

国会議員として、秘書の監督責任、閣僚としての責務、および政治家としての矜持に鑑み、本日ここに閣僚の職を辞することを決断しました。

先ほどこの会見の主旨と私の辞意については安倍総理にご連絡をいたしました。この会見の後に官邸に向かって直接お伝えをいたします。


【大臣辞任を表明・金銭授受疑惑】甘利明 経済再生担当大臣 記者会見 - ニコニコ生放送

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