一目均衡表は転換線と基準線、遅行スパン、雲という3つの側面から相場を見ることができる、幅の広い視野を持ったトレンド系テクニカルです。
しかし、その分、完全なトレンド発生のサインである三役好転、三役逆転はなかなか起こらない、トレンド系テクニカルなのでレンジに弱いといった側面もあります。
今回は、こういった弱点を他のテクニカルで補いつつ、一目均衡表の能力を最大限生かしていく方法をご紹介していきます。
一目均衡表では三役好転、三役逆転が最も大きなサインと言われていて、これらが発生すると大相場につながることがあります。
大相場に入ったときにうまくエントリーできればいいんですが、うまくエントリーができなかった場合、一目均衡表だけでは取引タイミングをうかがうのが少し難しい状態になります。
しかし、そういった時は一目均衡表の分析によってトレンドが明確に分かっている状態。
こういったときにも、MACDを併用することで取引タイミングをうまくとらえることができるようになります。
MACDはトレンド発生のタイミングを細かくとらえるのが得意なテクニカルでしたよね。
ですが、大きな流れを把握するというのが苦手でした。
こういった特徴があるので、一目均衡表とうまい具合に苦手部分を補完し合える関係にあるわけです。
それでは、チャートで実際の例を見てみましょう。
テクニカルは、メインチャートに一目均衡表、サブチャートにMACDを入れています。
パラメータは標準的なもののままです。
チャートは見ての通り、上昇トレンド真っ最中というかんじです。
三役好転はすでにチャートが始まる以前に起こっていますが、雲の上を維持しつつ、遅行スパンもローソク足の上を維持している状態。
転換線と基準線は上下が入れ替わったりしています。
一目均衡表のみで取引を繰り返す場合は、この転換線と基準線の好転、逆転を見ながらのエントリーになりますが、じゃっかんサインのタイミングが遅くなります。
そういったタイミングをつかむのはMACDのほうが得意なんですね。
全体の流れは一目均衡表を見て把握しているので、エントリータイミングはMACDを使うことになります。
MACDの基本の使い方では、上昇トレンドを捉える場合はゼロラインより下でのゴールデンクロスでしたが、今回はトレンドが発生した状態での順張りエントリー狙いなので、ゼロラインにはこだわる必要ありません。
トレンドが出ているときは、MACDは全体的に上に偏ってくるので、ゼロラインにこだわるとエントリータイミングがなくなるからです。
MACDのみだとトレンドが継続しそうなことを判断できないので、ゼロラインという縛りをつけたほうが安全なんですが、その部分は一目均衡表がカバーしてくれているという建て付けですね。
エントリー場所は緑のところになりますね。
複数ありますが、そのどこかで入ってイグジットまでホールドしてもいいですし、デッドクロスで細かくイグジットしてもいいでしょう。
また、強いトレンドが出た時は、MACDのダイバージェンスを最終的なイグジットのサインとして利用すると、値幅が大きく取れるのでおすすめです。
ボリンジャーバンドは、強いトレンドが出ていないときには、価格が上下のバンド内に収まるという性質を利用して、逆張り目線で使うことができます。
逆に、強いトレンドが発生した時には、バンドウォークという性質を利用して、順張り目線で使うことができます。
ボリンジャーバンドだけでもある程度のトレンドの状況をある程度把握することができますが、この部分を一目均衡表の特徴を使って補完することで、より角度の高い取引が可能となります。
今回は、トレンドが出ていないときの逆張りのパターンについて解説していきます。
一目均衡表は、相場がトレンドが出ていないときに一定の特徴を持つ性質があります。
よく言われている1つが、基準線や転換線、雲がチャートの真ん中のほうでゴチャゴチャとした状態、細かくクロスを繰り返したりという状態のときは、トレンドが出ていない状態です。
この性質を利用して、一目均衡表でトレンドレスな状況を把握して、ボリンジャーバンドで逆張りを行うというのが、今回紹介する手法です。
テクニカルは一目均衡表とボリンジャーバンドを入れています。
オレンジ色のラインがボリンジャーバンドで、±3σまで評しています。
ちなみに、ボリンジャーバンドのミドルは20本線です。
チャートはローソク足の部分にも注目したら一目瞭然なんですが、三角持ち合いを作っている状態。
一目均衡表も各パーツが真ん中のほうに集まってゴチャゴチャとしていて、トレンドが出ていない状態と判断できます。
トレンドが出ていない状態と判断できるので、ボリンジャーバンドを使う場合は逆張り目線になります。
セオリー通りに-2σで勝って、+2σで売るという取引を行いましょう。
水色の丸のところが売りで、ピンクのところが買いとなりますね。
ちなみに、波動論でいうところのP波動を作っている状態なので、上抜け、下抜けした場合はすぐにイグジットをするイメージです。
その際は、順張り目線に移行しましょう。
RSIはオシレーター系指標なので、トレンドには弱い指標です。
なので、さきほどのボリンジャーバンドと同様に、一目均衡表でトレンドレスを確認してRSIの逆張りサインで取引、という方法もあります。
が、個人的にはRSIを利用してイグジットタイミングを図って利幅を伸ばすのが好きなので、それを紹介します。
トレンドの発生はもちろん一目均衡表を使って確認します。
そして、大相場となった場合にRSIの登場というかんじです。
RSIでトレンドの終了の兆候を判断するときには、ダイバージェンスという価格とRSI値の逆行がサインとなります。
一目均衡表のサインでイグジットタイミングをとらえると、どうしてもある程度戻したタイミングでの利食いとなってしまうので、けっこう利幅をロスしてしまうことがあります。
ダイバージェンスを使えば、トレンドが伸びているなかでのイグジットができるので利幅を伸ばすことができるわけです。
もちろん、デメリットもあって、ダイバージェンスが出てもさらにトレンドが続くということはあります。
ですが、ダイバージェンスで利益確定した場合にはいずれにしても成功トレードになるのは間違いないので、利確百人力という考えで、個人的には好きなんですよね。
メインチャートは一目均衡表、サブチャートはRSI(9)です。
一目均衡表の分析で行くと、緑のところできれいに三役逆転のサインが完成しています。
ここから大相場になるというシナリオを立てることができますね。
さて、問題はどこでイグジットするかということなんですが、一目均衡表の転換線と基準線、遅行スパンなどを見ながらタイミングを計ると、ピンクの部分あたりでのイグジットとなります。
結構戻しちゃってますよね。
RSIのダイバージェンスで確認すれば、オレンジのところでのイグジットが可能です。
けっこう違いますよね。
RSIはこんなかんじで、エントリーサインとして使うだけでなく、トレンド時のイグジットサインとしてもけっこう使えるヤツなので、ぜひ覚えてやってください!
さて、次はRCIです。
こちらも、オシレーター系指標で基本は過熱感から逆張りのエントリーを行うテクニカル。
基本的な考え方は他のものと同じで、トレンドの状況を一目均衡表で確認して、トレンドレスの場合にRCIのサインによるエントリーを行うイメージになります。
例えば、ローソク足が一目均衡表の雲の中に入っていってしまった時に、雲から抜けられないと、雲の中での上下を繰り返しやすいという特徴がありました。
こういったタイミング、雲の中にはいって出ようとしたところを跳ね返されたときに、RCIを使ったエントリーを狙います。
RCIはいろいろな使い方がされますが、ここではベーシックにRCI(9)とRCI(26)のクロスで判断します。
具体的には、-100%~-50%圏内でRCI(9)がRCI(26)をゴールデンクロスで抜いていった場合に買いサイン。
逆に、+50%~+100%圏内でデッドクロスした場合が売りサイン。
一目均衡表というフィルタを1つ増やすことで、ダマシを回避するというのが狙いの手法ですね!
メインチャートに一目均衡表、サブチャートにRCIを表示しています。
RCIは太い緑が9本線、赤が26本線、オレンジが52本線です。
また、グレーのラインはレベルを示していて、上から+50%、0%、-50%です。
まず、ピンクのところで、ローソク足が上抜けしていけないことを確認。
このあと、雲の中でウロウロするというシナリオを立てます。
そして、+50%~+100%圏内の赤のところでRCIの9本線と26本線がデッドクロスしたところが売りサイン。
雲の中という補強の根拠があるので、RCIのサインに従ってエントリー。
イグジットはRCIの逆のサインが出た薄い緑のところになります。
ちなみに、雲を上抜けしまった場合に、シナリオが崩れるので損切りするイメージです。
そのあと、濃い緑のところでもRCIのサインが出ています。
しかし、これは雲がねじれたあとにローソク足が上抜けしていったところなので、エントリー回避。
RCIは、こういったダマシを回避するために、一目均衡表をはじめ、何らかの補強の根拠を作ったうえで取引することをおすすめしますよ!
最後はストキャスティクスを使った手法です。
これも今までと考え方は同じで、大きな流れを見る役割が一目均衡表のほうで、ストキャスティクスがそれに沿った、エントリータイミングを探るいう役割。
いろいろとテクニカルが出てきましたけど、役割分担をうまくやることができれば、テクニカルを併用したときの効果は出やすくなりますね。
さて、RCIのときと似たかんじですが、一目均衡表の雲を利用した手法を紹介します。
さきほどは、雲の中に入ってしまったという状況を利用しましたが、今度は抵抗帯としての反発力が雲にあることを利用します。
一目均衡表の雲は分厚いほどより強い抵抗力があるという話がありましたよね?
その分厚い雲に入り込んでいった場合、一度は跳ね返されるだろうというシナリオです。
下押しの限界のサインとして見るのが、過熱感の高まった水準でのストキャスティクスのクロスを使用します。
そして、エントリー後にもし雲を抜かれたらシナリオが崩れることになるので、その時点で損切りとなります。
ちなみに、雲が抜かれた時は、おそらく三役好転、三役逆転となります。
このサインが出たからと言って大相場になる確証はありませんが、少なくとも逆張り目線は絶対に避けておきたいかんじになりますね。
メインチャートに表示しているテクニカルは、もちろん一目均衡表。
サブチャートに表示しているのがスロー・ストキャスティクス(5、3、3)で、緑の実線がD%、赤の点線がSD%です。
まず、注目は中央の分厚い雲。
これだけ分厚い雲ができるというのは、大きな上げがあったということですが、その上昇トレンドの終わりで雲に侵入してきたという流れですね。
雲はトレンドを守る防衛隊みたいなイメージで、ここでは最初の防衛ラインが入り口の先行スパン1、そして、最終防衛ラインが雲の下にいる先行スパン2。
この防衛隊を信じて一度は守ってくれるはずというシナリオを一目均衡表で立てているわけです。
ですが、一目均衡表だけではエントリータイミングが分からないので、ストキャスティクスのサインを使います。
サインが出るのが赤いところ、ここで逆張りの買いとなりますね。
今回は無事に防衛隊が1回目の押しを跳ね返してくれました。
イグジットは逆のサインが出た薄い緑のところです。
また、2回目の押しところでも、濃い緑のところでストキャスティクスにサインが出ますね。
これも先行スパン2もかなり近づいているので買いエントリーしやすい形。
この時のイグジットは、ローソク足が雲の先端に当たったところとなるでしょう!
いろいろとテクニカルを組み合わせた手法を見てきましたが、考え方が共通するものも多いはず。
その考え方の部分をしっかりと理解すれば、自分で臨機応変な手法を考えられるようになると思います!
ぜひ参考にしてくださいね!
少年の心を忘れないアラサーリーマンです。将来を考えて給料だけでは不安だ、収入源を増やそうと100万円でFXを始めました。しかし、3ヶ月持たずに100万⇒15万へ減らし(涙) そこからFXの手法研究の日々を過ごし、ひと通りチャート分析手法を身につけます。が、それでも勝てず。結局、シンプルイズベストにして、トレンドに順張りする事に集中したら勝てるように。昨年も月単位で負けたのは2ヶ月で年間では本業と同じくらいの利益を出せるレベルまで来ました。僕が負け組初心者トレーダーから月10万円突破するまでに注意したポイントも紹介していますので是非チェックして下さい!⇒こちら
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